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小学生の親へ朗報!戸田市と開発のメディアリテラシー指導案、全国の学校へ無償提供

目次

今回の取り組みのポイント

  • 共同開発: スマートニュース メディア研究所と埼玉県戸田市教育委員会が手を組みました。

  • 対象: 小学校と中学校の子どもたち向けです。

  • 内容: 「メディアリテラシー学習指導案」を作成しました。

  • 公開: この指導案は、全国の教育現場に向けて無料でダウンロードできます。

  • 目的: 情報モラル教育をさらに充実させることを目指しています。

  • 実施予定: 2026年3月までには、戸田市内の全ての小中学校でこの指導案を使った授業が行われる予定です。

なぜ、今この指導案が必要なのでしょう?

最近、SNS上で子どもたちの暴力行為の動画が投稿・拡散され、大きな問題となるケースが増えています。このような事態を受け、文部科学省は令和7年度中に、各学校で情報モラルに関する指導を行うよう通知を出しました(※1)。

スマートフォンやSNSが当たり前になった今、子どもたちは毎日たくさんの情報に触れるだけでなく、自分自身も情報を発信する側になることがあります。戸田市ではこれまでも、子どもたちが情報に出会ったときに「一度立ち止まって考え、正しく判断する力」を育むメディアリテラシー教育に力を入れてきました。

こうした社会の動きと学校現場の課題を踏まえ、戸田市教育委員会とスマートニュース メディア研究所は、「情報との向き合い方」をテーマにした学習指導案を共同で開発しました。この指導案は、子どもたちが情報をしっかりと見極め、様々な角度から物事を考える視点を身につけることを目的としています。

※1 文部科学省の通知に関する詳細はこちらから確認できます。
SNS 上における暴力行為等の動画の投稿・拡散を受けた緊急の対応等について

どんな教材が提供されるの?

今回、学校の先生方がすぐに授業で使えるように、以下の3つの教材が無償で提供されます。

  • メディア・リテラシー指導略案: 授業の設計図にあたるものです。

  • 授業スライド: 実際に子どもたちに提示する授業用の資料です。

  • 掲示用資料: 授業のポイントを教室に貼って、いつでも確認できるようにする資料です。

これらは全て、45分間の授業で実施できるように工夫されており、小学校低学年から中学生まで、それぞれの発達段階に合わせた内容になっています。

年齢別の指導案の内容

この指導案では、学年に応じて内容が少しずつ変わります。

  • 中学校向け:「考え方」を考えよう(中学校版)
    ニュースやSNSの投稿を題材に、「その情報は信じていいのかな?」「もし広めたらどんな影響があるんだろう?」といったことを考えます。特に「いつ(情報がいつのものか)」「ふく(複数の情報源があるか)」「えび(根拠となるエビデンスがあるか)」「はつ(発信元はどこか)」「ばい(情報に偏り(バイアス)がないか)」という5つの視点から情報の信頼性を検討し、多角的に判断する力を育みます。

  • 小学校高学年向け:「考え方」を考えよう(小学校・高学年版)
    中学校版と同じく、上記5つの視点を活用しながら、情報の受け止め方を考えます。子どもたちが対話を通じて、自分が「なぜそう判断したのか」という根拠を言葉にする練習をします。

  • 小学校低・中学年向け:「ほんとうかな?」と考えてみよう
    身近な「びっくりする情報」を例に、「これは誰が言っているのかな?」「いつの話かな?」「他の人はどう思うかな?」「これを広めたらどうなるかな?」といった問いを通じて、「本当にそうなのかな?」と一度立ち止まって考える習慣を育みます。

実際の授業の様子

2026年2月26日には、戸田市立戸田第一小学校で、この学習指導案に基づいた授業が実際に行われました。子どもたちは、もし情報を広めた場合にどんな影響があるのかについて話し合い、様々な視点から情報とどう向き合うべきかを考えたそうです。

小学校でのグループワークの様子

今後の展開と保護者への期待

今回開発された学習指導案は、全国の教育現場に向けて無償でダウンロードが可能です。スマートニュース メディア研究所は、今後も学校現場と協力しながら、子どもたちが情報と主体的に向き合い、自分で判断する力を育むメディアリテラシー教育の普及に力を入れていくとのことです。

私も3人の小学生の父として、子どもたちがこれから出会うであろう膨大な情報の中で、惑わされることなく、自分の頭で考え、正しい選択ができるようになることを心から願っています。学校での学びだけでなく、家庭でも、子どもと一緒にニュースを見たり、SNSの投稿について話したりする中で、「これって本当かな?」「どうしてそう思うの?」といった問いかけを習慣にすることが、メディアリテラシーを育む大切な一歩になるはずです。

スマートニュース メディア研究所の活動については、以下のリンクからさらに詳しく知ることができます。
スマートニュース メディア研究所について

出典:スマートニュース メディア研究所、埼玉県戸田市と共同で小・中学生向け「メディアリテラシー学習指導案」を開発

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