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小中学生タブレット、親が期待する「遊び以外」の活用法と将来の力

要点整理:タブレットの現状と親の期待

今回の調査で明らかになった主なポイントをまとめました。

  • 子どもの現状の使い道: 小中学生のタブレット利用で最も多いのは「動画を見る」、次いで「ゲームで遊ぶ」でした。

  • 親が期待する使い道: 遊び以外で親が最も期待するのは「勉強をする」ことです。その他、プログラミングや絵を描くことへの期待も高い結果が出ています。

  • 将来生まれると考える差: タブレットの使い方によって、将来「思考力」に最も大きな差が生まれると多くの親が感じています。

小中学生のタブレット、現状は「動画」と「ゲーム」が上位

お子さんがタブレットやパソコンを何に使っているか尋ねたところ、実に75.4%が「動画を見る」、50.2%が「ゲームで遊ぶ」と回答しました。

小中学生のタブレットの使い道

やはり、動画視聴やゲームといった娯楽が上位を占める結果ですね。私たち親としては、「時間を使いすぎているのではないか」「もっと有意義な使い方はできないものか」と、つい考えてしまいます。

しかし、中には勉強や調べ学習、習い事、タイピング練習などに活用しているお子さんもいるようです。デジタルツールは、使いようによっては子どもの可能性を広げる大きな味方にもなります。

親が子どもに期待する「遊び以外」のタブレット活用法

では、親は子どもにタブレットをどんな風に使ってほしいと願っているのでしょうか。「遊び」以外の使い道について尋ねた結果、1位は「勉強をする」(56.0%)でした。次いで「プログラミングをする」(24.8%)、「絵を描く」(22.4%)が続きます。

親が子どもに期待する遊び以外のタブレットの使い道

具体的な期待を見ていきましょう。

  • 1位 勉強をする: 学習アプリの活用や、学校では学べない範囲を自主的に学ぶことへの期待が高いです。クイズ形式のアプリや動画での解説は、子どもたちの学習意欲を引き出し、理解を深める助けになるでしょう。

  • 2位 プログラミングをする: 「ただ見るだけでなく、手を動かして何かを生み出してほしい」という声が多く聞かれました。将来に役立つスキルとしてだけでなく、「作る側」に回る経験を通じて、子どもの創造性を育んでほしいという願いが込められています。

  • 3位 絵を描く: 絵を描くことが好きなお子さんを持つ親御さんからは、「興味を伸ばしてあげたい」「将来の夢を応援したい」という思いが寄せられました。タブレットを使うことで、想像力を形にするクリエイティブな活動が、より手軽にできるようになります。

  • 4位 調べものをする: 日常の疑問をすぐに調べたり、興味を持ったことを深く探求したりする力を身につけてほしいという期待があります。ただし、インターネットの情報には注意が必要なものも含まれるため、親が見守り、正しく判断する力を育てていくことが大切です。

  • 5位 語学学習をする: オンライン英会話や動画を通して、ネイティブの発音に触れることへの期待が見られます。高価なタブレットだからこそ、将来役立つ語学スキルを身につけてほしいという現実的な願いも感じられます。

  • 6位 タイピングを練習する: 将来どんな仕事に就くとしても、パソコンでのタイピングは基本的なスキルになります。小学生のうちから遊び感覚で慣れておくことで、学習の負担を減らし、将来に役立つ土台を築けます。

  • 7位 動画編集を行う: 動画視聴が好きなお子さんには、「見る側」から「作る側」へのステップアップを期待する声がありました。動画の企画から編集までを通じて、表現力や構成力が養われるでしょう。ただし、公開後のトラブルには十分な注意が必要です。

タブレットの使い方で将来生まれる「思考力」の差

タブレットを「表現や制作に使う子」と「視聴のみに使う子」で、将来どのような差が生まれると考えるかという質問では、「思考力」が37.8%と最も多く挙げられました。

タブレットの使い方によって将来生まれると思う差

その他、「表現力」(18.8%)、「ツールを使いこなす力」(15.0%)、「自分から動く力」(12.6%)といった項目も上位に入っています。

表現や制作活動では、「何を作ろうか」「どうすればもっと良くなるか」と、子どもは何度も考え、試行錯誤を繰り返します。この主体的な活動の積み重ねが、自分で考える力を自然と育んでいくと期待されているのです。

一方、視聴中心の使い方は、受け身になりがちで、自分で考える機会が減ってしまうのではないかという懸念が示されました。確かに、与えられた情報を受け取るだけでは、なかなか思考力は育ちにくいかもしれませんね。

家庭でできること:子どもと一緒に「身になる使い方」を考える

今回の調査で、親御さんの多くが、タブレットを単なる娯楽の道具としてだけでなく、将来につながる力を育てるツールとして活用してほしいと願っていることがよく分かりました。

しかし、現実には動画視聴やゲームが中心になりがちで、「親が期待する使い方だけにしなさい」と一方的に言うのも難しいものです。

おやこねっとLabo代表の石川千明氏も、「タブレットは『見る道具』か『作る道具』かで価値が決まるものではありません」と考察しています。たとえ動画を見るだけでも、「どう思った?」「他にどんな考えがあるかな?」と親子で対話を重ねることで、学びの時間に変えることができるのです。

大切なのは、便利だからとタブレットに任せきりにせず、子どもと一緒に「どうすればもっと楽しく、自分のためになる使い方ができるか」を話し合い、試行錯誤の過程を認め、褒めてあげることではないでしょうか。日々の何気ない会話が、子どもの主体性や判断力をゆっくりと育んでくれるはずです。

オンラインイラスト教室を運営するアタムアカデミーでは、イラスト制作におすすめのタブレット選びについて、具体的なモデルやアクセサリーを紹介する記事を公開しています。もし、お子さんが絵を描くことに興味を持ったら、参考にしてみるのも良いかもしれません。

まとめ

小中学生のタブレット利用は娯楽が多い現状ですが、親御さんは学習や創造的な活動への活用を強く期待しています。特に、プログラミングやイラスト制作といった「アウトプット」を伴う使い方は、子どもの思考力や表現力、主体性を育む上で重要だと考えられています。

タブレットを子どもの成長に役立てるには、ただ制限するだけでなく、親子で対話し、子どもの興味に合わせて「身になる使い方」を一緒に見つけていく姿勢が大切だと、今回の調査結果は教えてくれています。

出典:プレスリリース

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