調査のポイント:子どもたちの「将来の夢」と「なりたい大人像」
今回の調査では、子どもたちがどんな未来を描いているのか、そのリアルな声が浮き彫りになりました。
将来つきたい職業
幼児から高校生まで、それぞれの年代で目指す職業が変化していることが見て取れます。

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幼児(4~6歳):1位は「パティシエ」「警察官」(同数)、3位「消防士」と、身近なヒーローや憧れの職業が上位に挙げられました。
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小学生:1位は「ネット配信者」が初めてランクインし、2位「パティシエ」、3位「警察官」となりました。男の子では「ネット配信者」「警察官」「野球選手」、女の子では「パティシエ」「学校の教員」「看護師」が人気を集めています。
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中学生:1位「会社員」、2位「公務員」、3位「学校の教員」と、より現実的な職業への関心が高まります。
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高校生:中学生と同様に1位「会社員」、2位「公務員」、3位「学校の教員」が上位を占めました。
小学生で「ネット配信者」が1位になったことは、現代の子どもたちがデジタルコンテンツに触れる機会が多いことを物語っていますね。

なりたい大人像
職業だけでなく、「どんな大人になりたいか」という内面的な理想像も世代によって異なります。

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小学生:1位「人にやさしく接している」、2位「友だちがたくさんいる」、3位「家族を大切にしている」と、周りとの良好な関係を重視する傾向が見られます。
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中学生:1位「自分らしく自由に生きている」、2位「人にやさしく接している」、3位「家族を大切にしている」と、個性を尊重しつつも他者への配慮も忘れないバランス感覚がうかがえます。
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高校生:1位「趣味を楽しんでいる」、2位「自分らしく自由に生きている」、3位「お金をたくさん持っている」と、自己実現や経済的な自立への意識が強まるようです。

学研教育総合研究所の「白書シリーズ」とは
この「白書シリーズ」は、学研グループが40年以上前から続けている大規模なアンケート調査です。時代とともに変化する子どもたちの「今」を捉え、そのリアルな姿を広く社会に発信しています。今回の調査結果も、教育機関や企業、そして私たち保護者が子どもたちの未来を考える上で貴重なデータとなるでしょう。
この調査から見えること:私たち親ができること
小学生の「将来つきたい職業」で「ネット配信者」が上位になったのは、現代の子どもたちの関心事が大きく変化している証拠です。インターネットやSNSが身近になり、そこから多くの情報や夢を得ていることが分かります。
一方で、小学生がインターネットやSNSで見た情報が「本当かどうか」を確かめる方法として、最も多かったのが「家族に聞く」という回答でした。これは、子どもたちが情報の真偽を判断する際に、親の存在が非常に大きいことを示しています。
私たち親は、子どもたちが多様な夢を持つことを応援しつつ、デジタル社会で生きるために必要な情報リテラシーを育む手助けをしていくことが大切だと感じます。一緒にニュースを見たり、インターネットの情報をどう判断するか話したりする機会を設けるのも良いかもしれません。
まとめ
今回の学研教育総合研究所の調査からは、現代の子どもたちが描く未来の姿や、理想とする大人像が具体的に見えてきました。特に小学生では、新しい職業への関心と、家族や友人との関係性を大切にする気持ちが強く表れています。
子どもたちの「今」を知ることで、私たち保護者は、彼らが健やかに成長し、自分らしい未来を切り開いていけるよう、より良いサポートができるのではないでしょうか。

