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【小学生の読書】図書館員が選んだ良書!選書センター大賞2025発表

目次

今回の大賞発表、ここがポイント!

今回の「選書センター大賞2025」では、特に以下の点が注目されます。

  • 部門が新しくなりました:これまで小・中学校が一緒だった部門が、今年から「小学校部門」と「中学校部門」の2つに分かれ、より専門的な視点で選書されるようになりました。

  • 全国の図書館関係者が選定:全国494名の学校図書館や公共図書館の関係者が、220作品の中から「これはオススメ!」という本を投票で選んでいます。

  • 大賞作品が決定:各部門で最も評価された大賞作品が発表されました。

小学校部門・中学校部門それぞれの「大賞」

【小学校部門】大賞・総合第1位

『かみなり』(ポプラ社)
監修:妹尾堅一郎、協力:音羽電機工業「雷写真コンテスト」

かみなり

この本は、雷の「怖さ」だけでなく「魅力」にも触れることができる一冊。監修の妹尾堅一郎さんも、「晴天の霹靂です!」と喜びを語り、多くのお子さんが雷に興味を持つきっかけになることを願っています。

【中学校部門】大賞・総合第1位

『さばの缶づめ、宇宙へいく』(イースト・プレス)
著:小坂康之、林公代

さばの缶づめ、宇宙へいく

著者の一人である小坂康之さんは、「子供たちのワクワクやドキドキは、宇宙に届く無限大の力を持っています」とコメント。この本を通じて、中学生の皆さんが新しい発見や挑戦へのワクワクを感じられることでしょう。

各部門 総合トップ3図書

さらに、大賞に加えて各部門の総合トップ3の作品も発表されています。

小学校部門(総合)

小学校部門総合トップ3

中学校部門(総合)

中学校部門総合トップ3

これらの本は、図書館員さんの選んだ質の高い作品ばかりです。お子さんの興味を広げるきっかけにもなるかもしれませんね。

なぜ図書館員さんが選ぶの?この大賞の背景

この「選書センター大賞」は、日本出版販売株式会社が主催し、今年で5回目の開催となります。その目的は、学校図書館の活性化に貢献すること。全国の図書館員さんが選んだ本は、まさに「図書館員ならではの視点」で選ばれており、信頼性が高いと言えるでしょう。

ノミネートされた本は、日販図書館選書センターのコンシェルジュが、NDC(日本十進分類法)という、本の種類を分かりやすく整理するためのルールに沿って、合計220冊を選出しました。そこから全国の図書館関係者が「これはオススメ!」という本に投票しているのです。

保護者の皆さんができること

今回の発表は、お子さんの読書活動をサポートする上で、とても役立つ情報です。

  • 受賞作品をチェック:大賞やトップ3の作品を参考に、図書館や書店でお子さんと一緒に探してみてはいかがでしょうか。普段手に取らないようなジャンルの本に出会えるかもしれません。

  • 図書館を活用:お近くの図書館には、今回選ばれた本が置かれている可能性が高いです。ぜひ足を運んで、実際に手に取ってみてください。

  • 選書センターの情報を活用:「図書館員がえらぶ 選書センター大賞2025」の詳しい情報や、NDC分類別のランキングは、以下のURLで確認できます。

日販図書館選書センターの様子

日販図書館選書センターでは、小中学校児童・生徒向けの図書約3万冊を常時展示しており、選書経験豊富なコンシェルジュが、それぞれの学校や図書館のニーズに合わせた選書をサポートしています。保護者の方々が直接利用する機会は少ないかもしれませんが、このセンターがあるからこそ、全国の学校図書館に良い本が届けられているのだと考えると、とても心強いですね。

まとめ

「図書館員がえらぶ 選書センター大賞2025」は、お子さんの読書の世界を広げるための、貴重な情報源です。信頼できるプロが選んだ本は、きっとお子さんの心に響き、学びのきっかけを与えてくれるはず。この機会に、ご家庭での読書について改めて考えてみるのも良いかもしれませんね。

出典:日本出版販売株式会社(プレスリリース)

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