小学生が選んだ“こどもの本”総選挙とは
「すべてのこどもたちに、本と出会う喜びを」という願いから始まったこの総選挙。小学生が「一番好きな本」に投票し、その結果を子どもたち自身が発表する、日本最大級の読書イベントです。これまでの4回で、なんと累計約70万人の小学生が参加しているそうですよ。子どもたちが自ら選んだ本が注目されることで、出版業界全体も大いに盛り上がっているとのこと。子どもたちの「好き」が大きなムーブメントになっているのは、親としてもうれしい限りですね。
6万票超え!第5回総選挙のポイント
今回の『第5回 小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙』では、62,546票というたくさんの投票が集まりました。その結果発表会は、2026年2月7日に開催され、いくつか注目すべき点がありました。
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ベスト10の発表: 全国から集まった票によって、子どもたちが選んだベスト10の本が決定しました。
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こどもプレゼンターの活躍: 投票者の中から選ばれた「こどもプレゼンター」が、自身が選んだ本とその理由を、著者に直接コメントする場面がありました。作者の方々にとっても、子どもたちの生の声は大きな喜びになったことでしょう。
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初の「ブックパーティ」開催: 今回初めて、著者と一般公募で選ばれた全国の本好き小学生、合わせて約200名が参加するスペシャルイベント「ブックパーティ」が開催されました。クイズ大会や著者への質問タイムなど、子どもたちが本や著者、そして同じ本好きの仲間と出会う貴重な機会が設けられました。
小学生が選んだベスト10作品をご紹介!
それでは、いよいよ子どもたちが選んだベスト10作品を見ていきましょう。気になる本があったら、ぜひお子さんと一緒に手に取ってみてください。
1位 大ピンチずかん 3 作/鈴木のりたけ 小学館
こどもプレゼンターからは「大ピンチを教えてくれたことで、もしそのピンチがあってものりこえられた。それに、読んでもとてもおもしろい!」という声が寄せられました。作者の鈴木のりたけさんは、「大ピンチはまだまだ日々たくさん起こるので、4も描けそうなので、皆さん期待していてください」と、続編への意欲を語っていました。
2位 りんごかもしれない 著/ヨシタケシンスケ ブロンズ新社

「髪の毛や帽子が付いてるりんごがたくさんが書かれているページが愉快で面白い。特に『ようちえん』。帽子の上からヘタがついているから。」と、5年生のプレゼンターがコメント。ヨシタケシンスケさんは「何歳で何がおこるかわからないので、『かもしれない』をいろいろ使って、大きくなってくれると嬉しいです」と、子どもたちにメッセージを送りました。
3位 パンどろぼう 作/柴田ケイコ KADOKAWA

1年生のプレゼンターは「パンどろぼうシリーズの物語が続いていて楽しいから」と、シリーズ全体の魅力を語りました。作者の柴田ケイコさんは、「想像すること、日々の楽しさ、ワクワクを感じ取れる心の豊かな人に成長してくれるといいなと思っています」という代読コメントを寄せています。
4位 あるかしら書店 著/ヨシタケシンスケ ポプラ社

5年生のプレゼンターは「あるかしら書店で本がたくさん出てくるけど、本の内容が、面白いし、出てくる本が、『これは、ほんなのか?』という場面があってヨシタケシンスケさんの、作品の中で、あるかしら書店が大好きです」と、作品への愛を語りました。ヨシタケシンスケさんは「こんな本があったらいいと思わない?と、色々な本ができるように皆さんと協力していけたらいいなと思います」と、本が持つ可能性を伝えました。
5位 ドラゴン最強王図鑑 監修/健部伸明 イラスト/なんばきび 七海ルシア Gakken

4年生のプレゼンターは「パワーのグラフを見て想像しながら読むのが楽しかったです!この本をきっかけにドラゴンの歴史や伝説にも興味を持ちました。推しのドラゴンは応龍です!」と、知的好奇心の広がりを語りました。
6位 おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典 監修/今泉忠明 絵/下間文恵 徳永明子 かわむらふゆみ 高橋書店

3年生のプレゼンターは「この本の中で一番好きなのはムカシトカゲです」と、特定のお気に入りを紹介。作者の下間文恵さんは、「小学生の、みなさんに選んでいただき、長く愛される本になってきていてとても嬉しいです」と喜びを語りました。
7位 四つ子ぐらし①ひみつの姉妹生活、スタート! 作/ひのひまり 絵/佐倉おりこ KADOKAWA

6年生のプレゼンターは「私の一番好きな本は、四つ子ぐらしです。四つ子ぐらしは謎解きとしても楽しめて、どんどん明らかになっていく謎や、推理をするのがすっごく楽しいです!三風ちゃんたちもかわいくて大好きです!」と、物語の奥深さを評価。作者のひのひまりさんは、「皆さんも自分の家族とどんなことで協力できるだろうと考えると、4つ子ちゃんと同じように家族の絆が生まれると思います」と、家族の絆について語りました。
8位 つかめ!理科ダマン1 「科学のキホン」が身につく編 作/シン・テフン まんが/ナ・スンフン 訳/呉華順 マガジンハウス

4年生のプレゼンターは「小さい頃から理科ダマンを読んでいたので、学校の理科の授業がとても楽しいです」と、学習への好影響をコメント。作者のシン・テフンさんは「パパの気持ちと、子どもみたいなオチャメな心も全部まぜて、そんな風に作りました」と、作品への思いを語りました。
9位 ほねほねザウルス ティラノ・ベビーのぼうけん 原案・監修/カバヤ食品株式会社 作・絵/ぐるーぷ・アンモナイツ 岩崎書店

2年生のプレゼンターは「ティラノベビーたちがそうげんできょうそうするところがいちばんおもしろかったです。ベビーとお父さんがぐうぜんどうくつで会ったところにおどろきました。ほねほねだいしゃりんはかっこいいです」と、具体的なシーンに言及。監修のドクターヨッシーさんは、「引き続き、ワクワクする!楽しい!をお届けしたいと思いますので、よろしくお願いいたします」とコメントしました。
10位 ふしぎ駄菓子屋 銭天堂 作/廣嶋玲子 絵/jyajya 偕成社

2年生のプレゼンターは「銭天堂の、お菓子に色んな効果があったり副作用があったりする所が面白いです」と、作品のユニークさを評価。作者の廣嶋玲子さんは、「次の節目となる20年目に向けて、これからも頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします」という代読コメントを寄せました。
結果発表会とブックパーティの様子
今回の結果発表会では、こどもプレゼンターが受賞作品の著者へ表彰状を贈呈しました。1位の「大ピンチずかん3」の表彰では、遠方から来たこどもプレゼンターに対し、作者の鈴木のりたけさんが感謝の言葉を伝える温かい場面もありました。

初めて開催された「ブックパーティ」では、著者も交えたクイズ大会が大きな盛り上がりを見せました。成績上位者には、参加著者全員のサイン入りスペシャル色紙がプレゼントされるとあって、子どもたちは真剣に、そして楽しそうに問題に取り組んでいました。また、子どもたちが著者に直接質問できるトークイベントも実施され、「子どもの頃なりたかった職業は?」という質問に、ある著者が「バスになりたかった」と答えるなど、ユーモアあふれるやりとりで会場は笑顔に包まれました。

子どもたちの読書から見えてくること
今回の総選挙の投票データからは、現代の小学生の読書傾向が興味深く分析されています。6万人の投票から見えてくるのは、子どもたちが読書を単なる「娯楽」としてだけでなく、「自己理解と知識の武装」の手段として捉えているという視点です。

学年が上がるにつれて、男の子は「学び」や「発見」といった知的好奇心を、女の子は「感動」や「共感」といった心理的なつながりを本に求める傾向が強くなるそうです。低学年では直感的な面白さを求める一方で、高学年になると「自分らしく賢く生きる戦略」を本から学ぼうとしている、という分析は、親として子どもたちの成長を理解する上でとても参考になります。
家庭でできること:子どもたちの読書をさらに豊かに
今回のベスト10は、私たち保護者にとっても、子どもたちがどんな本に興味を持っているかを知る良い機会です。ぜひこのランキングを参考に、お子さんと一緒に新しい本を探してみてはいかがでしょうか。
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図書館や書店へ足を運ぶ: 実際に本が並ぶ場所で、子ども自身に自由に本を選ばせてみましょう。表紙の絵やタイトル、少しだけ読んでみて「これ面白そう!」と感じた本は、きっと子どもにとって特別な一冊になります。
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親子で同じ本を読んでみる: もし時間があれば、お子さんが読んでいる本を親も読んでみるのも良い経験です。共通の話題が増え、感想を語り合うことで、読書の楽しさがさらに深まるはずです。
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読書の時間を大切にする: 日常の中に、決まった読書の時間を取り入れるのもおすすめです。寝る前の10分でも、週末の午後でも、子どもが集中して本と向き合える環境を整えてあげましょう。
子どもたちが本を通じて、新たな世界と出会い、自分自身を豊かにしていく姿を見守っていきたいですね。
まとめ
『第5回 小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙』は、子どもたちの読書への情熱と、本が持つ無限の可能性を改めて教えてくれました。今回選ばれたベスト10をきっかけに、ぜひご家庭でも読書の時間を大切にし、お子さんの成長を本と一緒に応援してみてください。きっと、子どもたちの世界はもっと広がるはずです。
『小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙』の詳細は、公式サイトで確認できます。
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出典:PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000050490.html)

