中学生の学習サポート、始めるタイミングと親の思い
今回の調査で明らかになった主なポイントは以下の通りです。
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利用開始時期の最多は「小学3年生以前」と「中学1年生の1学期」
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小学生からの開始は「学習習慣の形成」や「基礎学力の定着」が主な目的で、中学生からは「高校受験対策」や「成績アップ」を意識する家庭が多い傾向にあります。
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利用されている教育サービスは「集団指導塾」と「個別指導塾」が中心で、地域によって利用傾向に差が見られます。
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教育サービスを利用した多くの保護者が「学習習慣ができた」「成績が良くなった」などのメリットを感じています。しかし、中学3年生からの開始では「特にメリットを感じない」と回答する割合が高くなる結果となりました。
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「もっと早く始めればよかった」と後悔する保護者は多く、特に中学3年生からの開始では半数以上がそう感じています。
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後悔しないためには、お子さんの学習状況を見ながら「少し早め」と感じるタイミングで始めることが大切です。
教育サービスの利用開始時期とそれぞれの目的
中学生の時に教育サービスを利用したお子さんを持つ保護者への調査では、利用を始めた時期として「小学3年生以前」(15.6%)と「中学1年生の1学期」(15.3%)が最も多く挙げられました。これに「小学6年生から」(11.1%)が続きます。多くのご家庭が、高校入試までまだ時間のある時期から、学習サポートを始めていることがわかります。

利用を始めた理由は、お子さんの学年によって違いがあります。
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小学生の間に始めた場合
「学習習慣をつけるため」「学校の成績を上げるため」「基礎学力を定着させるため」といった理由が多く見られました。小学5年生から6年生になると、「苦手な教科や単元の克服」や「学校の授業をより深く理解するため」といった、具体的な学習内容への対応を求める声も増えてきます。学校の勉強が難しくなり、お子さん自身で乗り越えるのが大変になってきたと感じる時期なのでしょう。 -
中学生になってから始めた場合
「高校受験対策のため」「志望校合格のため」という明確な目標が上位に挙がります。また、「学校の定期テスト結果を改善するため」「内申点や通知表の成績を上げるため」といった、日々の学校生活と直結する理由も目立ちます。
特に注目したいのは、中学1年生の3学期から教育サービスを始めたご家庭です。この時期に始めた半数近くの保護者が「内申点や通知表の成績を上げるため」と回答しています。中学生活が1年経ち、定期テスト対策の難しさや成績向上の大変さを実感し、中学2年生に進級する前にサポートを決めるケースが多いようです。
選ばれる教育サービスの種類と地域差
中学生が利用する教育サービスの種類も調査されました。最も多かったのは「集団指導塾」(44.1%)で、次いで「個別指導塾」(27.5%)が続きます。高校受験対策や定期テスト対策、内申点向上といった目的のために、多くのご家庭がこれらの塾を選んでいることがわかります。

地域によっても傾向が見られ、東京都や神奈川県などの首都圏では集団指導塾の利用率が高い一方で、栃木県や大阪府など首都圏以外の地域では集団指導塾と同程度に個別指導塾も利用されていることが分かりました。これは、地域の学習環境や子どもの数の違いなどが影響していると考えられます。
塾を選ぶ際には、「みんなが選んでいるから」という理由だけでなく、お子さん一人ひとりの学習課題や目標に合った形態を選ぶことが何よりも大切です。
教育サービス利用で得られるメリットと「後悔」のタイミング
教育サービスを利用することで、実際にどのような効果があったのかも気になるところです。調査では、多くの保護者が期待していたメリットを感じていることがわかりました。
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小学生から始めた保護者からの回答
「学習習慣ができた」「基礎学力が定着してきた」「学校の成績が改善された」「勉強への苦手意識が薄らいだ」といった、学習の土台作りに関するメリットが上位を占めました。 -
中学生以上から始めた保護者からの回答
「志望校に合格できた」「学校の成績(テストの得点や内申点)が良くなった」という具体的な成果に加え、「学習習慣ができた」「基礎学力が定着した」といった基礎的な部分での改善も感じられています。
しかし、教育サービスの利用開始時期が中学3年生に入ってからという保護者からは、「特にメリットは感じない」という回答の割合が他の時期に比べて高くなっています。具体的には、小学生からの開始では3.4%~8.5%だったのに対し、中学3年生からの開始では14.3%~20.0%に上昇しています。

中学3年生からの学習サポートの主な目的は、高校受験対策や成績アップです。しかし、この時期になると、それまでの学年で習った全範囲がテストの対象となります。もし学び残しや苦手分野が多い場合、それらを復習するのに多くの時間を費やしてしまい、肝心の受験対策に十分な時間が割けない、という状況に陥りやすいのです。これが、「利用してもメリットが特に感じられなかった」という感想につながるのかもしれません。
後悔しないための「少し早め」スタートのススメ
「いつから教育サービスを始めるべきか」という問いに対し、半数以上(55.3%)の保護者が「最適なタイミングで始められた」と回答しています。しかし、その「最適なタイミング」がいつなのかは、判断が難しいものです。
興味深いことに、「かなり早く始めればよかった」「もう少し早く始めればよかった」と後悔する保護者の割合は、お子さんの学年が上がるにつれて高まる傾向にあります。特に中学3年生から教育サービスを始めた保護者のうち、半数以上(52.0%)が「もっと早く始めればよかった」と感じていることが明らかになりました。
限られた期間で基礎学力を固め、さらに受験レベルまで引き上げるのは、お子さんにとっても大変な努力が必要です。日々奮闘するお子さんの姿を見て、「もっと早いうちからサポートしてあげればよかった」と感じる保護者の方も少なくないのでしょう。
過ぎてしまった時間は取り戻せません。もし、お子さんに教育サービスを利用させるかどうか迷っているなら、「少し早めかな」と感じるくらいのタイミングを目安に検討してみてはいかがでしょうか。そうすることで、「もっと早く始めておけば」という後悔を減らすことができるかもしれません。
家庭でできることと「塾探しの窓口」の活用
私たち保護者は、お子さんの学習状況を日頃からよく見てあげることが大切です。小学校の授業で少しつまずきが見え始めた時や、特定の教科に苦手意識を持ち始めた時が、もしかしたら「少し早め」のサインかもしれません。
出典:PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000099152.html)

