増え続ける不登校、親としてどう向き合う?
最近、学校に行きたがらない子どもの話を聞く機会が増えたと感じる方もいるかもしれませんね。文部科学省の調査によると、令和6年(2024年)には、不登校の小学生・中学生の合計が35万人を超えたそうです。新規の不登校児童生徒数は少し減ったものの、全体としては依然として増加傾向にあります。これは、私たち親だけでなく、社会全体で真剣に考えるべき大きな課題です。
そんな中、学事出版株式会社から、この「不登校35万人時代」にふさわしい対応を問い直す一冊、『不登校を見つめ直す32の問い 安心して通える学校って?』が刊行されました。長年、不登校の問題に向き合ってきたお二人の先生が、学校や地域、そして私たち大人のあり方を深く掘り下げた内容です。

本書が問いかける「32の問い」とは
本書は、元北海道公立中学校校長の森万喜子先生と、元北海道公立中学校教諭の千葉孝司先生が、不登校というテーマについて互いに問いを重ねてきた集大成です。32の問いを通して、これからの学校や地域、大人のあり方について、多角的に考えるきっかけを与えてくれます。主なテーマは以下の通りです。
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教師と子どもの不安: 学校は不登校の子どもとどう向き合うべきか、子どもの休みが続くと感じる大人の不安とは。
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学校という組織: 学校が不寛容になった背景や、管理職、職員集団のあり方について。
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子どもの権利: 子どもの最善の利益とは何か、大人が不登校を決めつける理由、子どもの自己決定を尊重するために必要なこと。
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大人のあり方: 子どもをまるごと受け入れるには、子どもの気持ちを引き出すには、教室の心理的安全性を高めるには。
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不登校の子どもたちの将来: 子どもの可能性にどう寄り添うか、卒業後の見通し、子どもたちを守るために大人ができること。
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地域社会と不登校: 地域社会が不登校の子どもを支えるには、学校と地域の連携について。
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教室アップデート: 教室が伝統的な価値観から脱却し、子どもが自分らしくいられる場所になるために。
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一人の大人として: 大人が子どもに伝えるべき言葉や、職員室が子どものSOSに敏感になるには。


これらの問いは、学校の先生方だけでなく、不登校のお子さんを持つ保護者の方々や、地域で子どもたちを支える活動をしている方々にとっても、深く考えるヒントになるでしょう。
大人が子どもにできること、家庭でできること
著者の森先生は「苦しんでいる子どもも親も、希望をもって明るく一歩踏み出してほしい。あなたのままでいいんだよ。って言葉をかけたいの」と語っています。また、千葉先生は「子どもや家庭を責めず、環境を見直すことが大切です」と強調されています。
これは、私たち親が子どもと向き合う上で、とても大切な視点だと感じます。子どもが学校に行けない時、つい「どうして行けないんだろう」「何がいけなかったんだろう」と原因を追求したり、子ども自身を責めてしまったりしがちです。しかし、この本は、そうではなく、学校や社会、そして大人自身の「あり方」を見つめ直すことの重要性を教えてくれます。

家庭でできることとしては、まずこの本を手に取ってみるのも良いかもしれません。子どもが抱える不安や、学校・地域との関わりについて、具体的な問いかけを通して、私たち自身の考えを整理する手助けになるはずです。
「安心して通える学校ってどんな場所だろう」「学校、地域、家庭では、どんなかかわりが必要になるのだろう」といった問いは、私たち親が子どもたちの未来を考える上で、きっと大きな気づきを与えてくれるでしょう。

まとめ
不登校の問題は、子どもたちの心と体の健康、そして将来に深く関わる社会全体の問題です。この本が提示する32の問いを通して、私たち大人が、子どもたちを温かく見守り、それぞれの個性を尊重できるような学校や地域、社会を築いていくための一歩を踏み出すきっかけになることを願っています。
書籍詳細・ご購入
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書名: 『不登校を見つめ直す32の問い 安心して通える学校って?』
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著者: 森万喜子・千葉孝司
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ISBN: 978-4-7619-3095-0
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定価: 2,200円(税込)
ご購入はこちらから:
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学事出版オンラインストア: https://www.gakuji.co.jp/book/b10154801.html
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Amazon: https://amzn.asia/d/gYjvHqr
出典:PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000075.000083442.html)

