小学生の家庭学習を応援！ソニー「ロジックラボ」がAIで自立をサポート

2025年11月27日

今回の機能強化のポイント

「ロジックラボ」は、第21回日本e-Learning大賞「経済産業大臣賞」を受賞するなど、考える力を育む教育効果が評価されているアプリです。今回のアップデートでは、主に二つの面で機能が強化されました。

学習体験の最適化: AIが一人ひとりの学習状況に合わせて、問題の難易度やヒントの出し方を調整し、子どもが「もうちょっと頑張ればできる！」と感じられるような仕組みに進化しました。
保護者との連携強化: 保護者が子どもの学習状況を把握しやすくなったり、学習を後押しするメッセージを送れたりする機能が加わり、家庭でのサポートがよりスムーズになります。

なぜこの機能強化が必要だったのか

「ロジックラボ」が生まれた背景には、開発者自身の「子どもが複雑な問題にすぐに諦めてしまう」という父親としての切実な悩みがありました。また、AI技術が進化する現代において、単なる知識だけでなく、変化に対応できる「考える力」こそが、子どもたちの未来を切り拓く上で大切だという考えがあります。

これまでの利用状況を分析すると、「レベルアップのスピードが速すぎると、途中で問題を飛ばしてしまう子が多い」という課題が見えてきました。さらに、保護者の方々からは「子どもに自立して学習する習慣をつけさせたい」という声も多く寄せられていたのです。こうした声やデータを受けて、今回の機能強化が実現しました。

子どもの「自立力」を育む具体的な機能

今回のアップデートで、お子さんがもっと楽しく、自分から学習に取り組めるような工夫が満載です。

1. 学習体験がもっとスムーズに

AIが「ちょうどいい」問題を提案: AIがお子さん一人ひとりの正解率や解答時間を見て、常に「ちょっと難しいけど、頑張れば解ける」という最適な難易度の問題を出し続けてくれます。これなら、「難しすぎて嫌になる」ことも、「簡単すぎて飽きる」ことも減りそうですね。
ヒントや解説が充実: 問題につまずいた時も、すぐに答えを教えるのではなく、段階的にヒントを出したり、動画で分かりやすく解説したりする機能が強化されました。お子さんが自分の力で「わかった！」という喜びを感じられるよう、丁寧にサポートしてくれます。

難しい問題も「スモールステップ」で: 難しい問題も、細かく区切って少しずつ進められるように設計が見直されました。これなら、大きな壁にぶつかったように感じることなく、一歩一歩着実にレベルアップできます。

2. 保護者との連携で応援体制もバッチリ

学習開始を知らせる通知: 設定した時間になっても学習が始まらない場合、保護者のアプリに通知が届くようになりました。忙しい中でも、お子さんの学習のきっかけ作りをサポートしてくれます。
学習の頑張りが見える化: お子さんの学習アプリでは、学習を続けている週数や総学習日数が確認できます。保護者アプリには、これまでに解いた問題数や連続学習週数などが通知されるので、お子さんの努力を具体的に知ることができます。