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小学生の作文評価が変わる?AI活用で公平な日本語作文検定が登場

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作文評価の新しい形、AIと独自アルゴリズムが支える日本語作文検定

私も子を持つ親として、子どもたちが書いた作文の評価について、どこを見ればいいのか、どうアドバイスすればいいのか迷うことがあります。学校の先生方も、たくさんの作文を丁寧に添削するのは大変な労力でしょう。

そんな作文評価の課題に一石を投じる、新しい日本語作文検定が登場しました。この検定は、AI(人工知能)の力を借りながらも、評価の公平さと納得感を大切にしている点が大きな特徴です。

少女が窓辺で絵を描いているイラスト

新しい作文検定の要点

この検定のポイントは、作文の「採点」と「講評」をはっきりと分けているところにあります。

  • 採点(点数をつける部分): 長年の作文指導で培われたノウハウを元にした「独自のアルゴリズム」が担当します。これにより、誰が評価しても同じ結果になる「再現性」が確保され、点数の根拠も明確になります。

  • 講評(アドバイスする部分): AIが担当します。点数自体を決めるのではなく、受検した子どもたちが「どこが良かったのか」「どこを改善すればもっと良くなるのか」を、わかりやすい言葉で伝えてくれます。

つまり、点数は人間が理解できる基準で機械的に評価し、AIはその結果に基づいて具体的なフィードバックを提供するという役割分担です。これにより、AIが全てを判断してしまい「なぜこの点数なのかわからない」といった、いわゆる「ブラックボックス化」の不安を解消することを目指しています。

なぜこのような検定が生まれたのか

作文は、子どもたちの「考える力」や「伝える力」を育む上でとても大切な学びです。しかし、その評価はとても難しく、時間がかかるだけでなく、評価する人によって点数にばらつきが出やすいという現実がありました。

近年、AIの進化によって「AIが作文を採点する時代が来るのでは」という期待も高まりましたが、すべてをAIに任せることには慎重な意見も多くありました。特に、入試や検定のような大切な場面では、評価の基準が明確で、誰にでも説明できることが不可欠だからです。

この新しい検定は、このような課題を解決するために生まれました。開発元によれば、AIを講評のみに使い、採点を独自アルゴリズムで行う日本語作文検定としては、2025年12月時点で日本初の取り組みとのことです。20年以上にわたる作文指導の経験が、この評価の仕組みに活かされています。

小学生と保護者への影響

この検定は、子どもたちの作文学習にどのような良い影響をもたらすのでしょうか。

  • 子どもたちにとって: 毎回同じ基準で評価されるため、自分の成長がより分かりやすくなります。AIによる具体的な講評で、次に何を頑張れば良いのかが明確になり、作文を書く意欲も高まるでしょう。

  • 保護者にとって: お子さんの作文がどのような基準で評価され、どこを伸ばせば良いのかが客観的に理解できるようになります。漠然とした不安が減り、家庭での学習サポートもしやすくなるはずです。

  • 教育現場にとって: 先生方が作文の採点や添削にかかる時間を減らせるため、子どもたち一人ひとりと向き合い、指導する時間をもっと確保できるようになることが期待されます。これは、持続可能な作文教育の実現にもつながる大切な一歩と言えるでしょう。

まとめ

AIの技術を賢く使い、人間が納得できる形で作文を評価する。この新しい日本語作文検定は、子どもたちの作文力を着実に伸ばし、先生方の負担を軽減しながら、日本の作文教育をより良い方向へ導いてくれる可能性を秘めています。今後、大学入試の小論文評価など、さらに幅広い場面での活用も視野に入れているとのことです。

出典:日本語作文検定/言葉の森
https://www.mori7.com/sk/

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