毎日更新中✨小学生教育ニュース&学習情報メディア

小学生の「深い学び」をAIで引き出す!先生を支える新アプリ『Prompt for teachers』

目次

要点整理:先生方の授業づくりをAIがサポート

  • AIが「伴走」して授業デザインを支援: 先生が対話形式で入力するだけで、生徒の思考を深める「デザインプロンプト」をAIが自動生成します。

  • 「デザインプロンプト」で深い学びを促す: AIを単なる「答えを出す道具」ではなく、生徒の思考を促す「伴走者」として活用する授業設計が誰でも簡単にできるようになります。

  • どの生成AIツールでも利用可能: 作成したプロンプトは「スクールAI」だけでなく、ChatGPTやGeminiなど、さまざまなAIツールにコピーして使えます。学校や自治体で使うAIが違っても、先生同士で共有しやすくなります。

  • 先生と生徒に良い変化: 実際にこのアプリを活用した授業では、生徒の思考が深まり、主体的な学びが活性化する様子が見られています。

開発の背景:AIを「思考を深める道具」に

梅野先生はこれまで、生成AIを授業に取り入れ、先生主導の授業から「生徒が主体的に学ぶ授業」へと変革を進めてきました。しかし、ただ自由にAIを使わせるだけでは、子どもたちの思考が深まらないという課題に直面したそうです。

そこで重要だと分かったのが、「何のためにAIを使うのか」という目的と、「どう指示を出すのか」というプロンプトの質。この二つを追求した結果生まれたのが、「デザインプロンプト」という考え方です。これは、先生が子どもたちに何を学んでほしいか、どう学んでほしいかという「授業の意図」を、AIが理解できる形に構造化した「AI版の授業デザイン」なんです。

デザインプロンプトの4要素

この「デザインプロンプト」には、主に次の4つの要素が含まれています。

  • 何を学ぶのか(役割・課題設定): AIにどんな役割を与え、子どもたちにどんな課題に取り組んでほしいかを明確にします。

  • どのように学ぶのか(条件定義): 思考を深めるための制約や視点、思考の流れなど、学習のプロセスに関する条件を設定します。

  • 何ができるようになるか(評価・目標): AIがフィードバックを行うことで、子どもたちの意欲を高め、目標達成をサポートします。

  • 授業の流れ(実行シナリオ): 子どもたちとAIの対話のプロセスを段階的に組み立て、授業で意図する展開を再現します。

小学生と保護者への影響:思考力が伸びる授業へ

このアプリの登場は、子どもたちの学びにとって大きな意味があると感じています。先生方が「デザインプロンプト」を簡単に作れるようになることで、AIを単なる情報収集ツールとしてではなく、子どもたちの思考を深めるための「相棒」として活用する授業が増えるでしょう。

例えば、国語の授業で「書いて終わり」になりがちだった作文が、AIが「なぜそう思うの?」と深掘りしてくれることで、子どもたちが自分の考えをより深く掘り下げられるようになったり、理科の授業で公式の暗記に終始しがちだった内容が、実験データから法則を導き出すような、粘り強く考える学びへと変わったりする事例も報告されています。

英語の授業では、いきなり友達と話すのが苦手な子も、まずAI相手に表現を練習して自信をつけてから、友達との対話に臨めるようになるなど、個々の学びが充実することで、クラス全体の学びも活発になるという良い循環が生まれています。

これは、子どもたちがAIと対話しながら「考える→試す→振り返る」というプロセスを何度も繰り返すことで、自分で課題を見つけ、解決する力を育むことにつながります。お父さん、お母さんとしては、子どもたちが受け身ではなく、主体的に学びに向かう姿を見られるのは嬉しいことですよね。

開発者からのメッセージ

相模原市立中野中学校 保健体育科総括教諭・教務主任 梅野 哲 先生

開発者の梅野哲先生は、「AIとの対話に没頭する生徒を見取りながら、『そのAIの回答を隣の人と見比べてごらん』『AIはそう言っているけれど、あなたはどう思う?』といった問いかけを行うことで、仲間との協働の場面を意図的に生み出すことができる」と語っています。AIが強力なサポート役となるからこそ、先生が子どもたち一人ひとりの学びを見守り、仲間とつなぐという、人間ならではの役割がより一層大切になる、という考えです。

まとめ

『Prompt for teachers』は、先生方がAIを上手に活用して、子どもたちの「深い学び」を引き出すための授業をデザインするのを手助けするアプリです。子どもたちがAIと対話しながら、自ら考え、試行錯誤し、学びを深めていけるような教育が、このアプリを通じて全国の学校に広がっていくことを期待しています。月額500円(税込)で利用可能とのことなので、教育現場での活用がさらに進むことでしょう。

関連リンク

出典:PR TIMES

目次