調査でわかった「子ども向けNISA」への期待と課題
AI家計簿アプリ「ワンバンク」を提供する株式会社スマートバンクが、18歳以下の子どもを持つ親1,092名を対象に行った「子ども向けNISAに関する意識調査」から、いくつかの大切なポイントが見えてきました。
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新しい「子ども向けNISA」の創設検討について、親の8割以上がその存在を認知しています。
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もし新制度が実現した場合、72.8%の親が「利用したい」と回答しており、2023年に終了した旧ジュニアNISAの利用率と比較して、約2倍の潜在的な関心が見られます。
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投資資金の主な使い道は、40.2%が「大学・専門学校などの進学費用」と回答。「中学・高校などの受験費用」を含めると、全体の6割以上が子どもの教育資金を目的としています。
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利用をためらう理由としては、「日々の生活費などで手一杯で、投資に回す資金的な余裕がない」と「NISAがどんなものかよくわからない」が同率で最も多く(各28.5%)なっています。
新制度創設の背景と親の関心
2023年末で終了した「ジュニアNISA」の実質的な後継制度として、未成年を対象とした新たな非課税投資制度(いわゆる「子ども向けNISA」)の創設が検討されています。これは、自由民主党・日本維新の会より公表された「令和8年度与党税制改正大綱」で方針が明記されたものです。
非課税で投資ができる制度は、子どもの将来の教育費や資産形成を考える上で、多くの親御さんにとって非常に魅力的に映るものですよね。将来を見据えた資金準備への関心の高さが、今回の調査結果にも表れていると言えるでしょう。
自民党ホームページ「令和8年度与党税制改正大綱」: https://www.jimin.jp/news/policy/212129.html
小学生の子どもを持つ家庭への影響と課題
この調査結果からは、多くの親御さんが子どもの教育資金に対して強い関心を持っていることがわかります。特に、大学や専門学校への進学費用、さらには中学・高校の受験費用など、子どもの成長に伴って必要となる教育費は、家計にとって大きな負担となる可能性があります。

しかし一方で、「日々の生活費で手一杯」という声が約3割を占めている点も見逃せません。これは、投資の必要性を感じつつも、なかなか一歩を踏み出せない親御さんの現状を表していると言えるでしょう。また、「NISAがどんなものかよくわからない」という声も多く、制度の理解不足も利用へのハードルになっているようです。
月々の想定積立額としては、「1万円~3万円未満」が最も多く、多くの家庭が無理のない範囲で、着実に教育資金を準備したいと考えていることがうかがえます。

家庭でできること:家計管理と金融教育のすすめ
今回の調査結果を受けて、わが家でも改めて家計管理と金融教育について考える良い機会だと感じました。
投資を始めるには、まず家計の「見える化」が大切です。何にどれくらい使っているのかを把握することで、無理なく投資に回せる資金を見つけやすくなります。
また、子どもたち自身にお金の大切さや使い方を教えることも、将来の資産形成に繋がる大切な金融教育です。お小遣いを渡して、何に使うか、どう貯めるかを一緒に考えるだけでも、子どもたちにとっては貴重な学びになります。
親子で一緒に家計管理ができるアプリやサービスを活用するのも一つの方法です。例えば、子ども用のプリペイドカードを使えば、親がチャージした範囲内でお金を使う練習ができ、支出履歴もリアルタイムで確認できるので、親子でお金について話し合うきっかけにもなります。


こうした取り組みを通じて、子どもたちが小さいうちからお金に関するリテラシーを高めていけるよう、家庭でできることから始めてみるのはいかがでしょうか。
シンプルなまとめ
今回の調査から、多くの親御さんが子どもの将来のために「子ども向けNISA」に大きな期待を寄せていることが分かりました。教育資金の準備は長期的な視点が必要ですが、そのためにはまず日々の家計管理をしっかり行い、無理のない範囲で資産形成について学び、実践していくことが大切です。子どもと一緒に金融について学び、話し合う時間を設けることで、家族みんなでお金との付き合い方を考えていけるはずです。
出典:AI家計簿アプリ「ワンバンク」運営会社のプレスリリース

