AIはすでに家庭の「生活インフラ」に?
株式会社oneが全国の18歳以上の既婚女性1,000人を対象に実施した「主婦のAI活用に関する調査」では、興味深い結果が明らかになりました。2025年は生成AIの社会実装が本格的に進んだ「AIエージェント元年」とも言われ、その技術進化が家庭の日常にも広がっていることが、この調査から見て取れます。
調査結果のポイント
-
日常的な利用: 主婦の13.7%が「1日に1回以上」AIを利用しており、AIが日々の生活に欠かせないツールになりつつあります。

-
生活の負担軽減: AIを活用している主婦の77.0%が、AIによって「生活がラクになった」と実感しています。

-
利用デバイスとサービス: AI利用は「スマホ」が87.5%と圧倒的に多く、入力方法は「文字入力」が主流ですが、約2割は「音声入力」も活用しています。最もよく使われるサービスは「ChatGPT」で、55.6%を占めています。



-
多様な活用シーン: 「健康・美容に関する相談」(32.2%)、「献立づくり・レシピ相談」(25.0%)に加え、「雑談・話し相手になってもらう」(24.4%)といったメンタルケアとしても利用されています。

-
「ラクになった」場面: 「調べものに費やす時間が減った」(61.9%)が最も多く、「悩みを聞いてもらうことで気持ちがラクになった」(27.5%)、「料理や家事の『何をするか考える負担』が減った」(21.0%)といった回答も上位に挙がっています。

-
今後の期待: 91.0%の主婦が今後もAIを活用していきたいと考えており、その浸透はさらに進むと見られます。

子どもたちのAI活用と家庭でのルール
AIの活用は、私たち親世代だけでなく、子どもたちの間でも急速に広がっています。この調査では、小学生の63.1%、中学生の73.0%、高校生の72.8%がAIを活用していることが分かりました。

子どもたちは、日常生活のちょっとした疑問を調べたり、勉強で分からないことを質問したりする際にAIを使っているようです。年齢が上がるにつれて、AIは「話し相手」や「遊び相手」から「学習サポート」へと、その役割を変えていく様子がうかがえます。




家庭では、子どもがAIを使う際に「答えではなくヒントを聞く」「まず自分で調べる」といったルールを設けているケースも多く、親が子どもの自ら考える力を守り、育てようとしている姿が見て取れます。
AI利用の不安と賢い付き合い方
AIが便利である一方で、不安を感じている方も少なくありません。調査では、「誤った情報に気づけないのではないか」(40.2%)、「自分の頭で考える力が衰えないか」(35.1%)、「どこまでAIに頼ってよいのか・依存しすぎないか」(30.1%)といった声が挙がっています。

実際に「AIが示した情報が間違っていた」「質問の仕方で回答が変わって困った」という経験談もあり、AIの情報を鵜呑みにせず、自分で確認することの重要性を多くの主婦が学んでいることが分かります。
家庭でできること:AIと上手に付き合うためのヒント
AIは、日々の家事や育児の「考える負担」を減らし、「時間と心の余裕」を生み出す強力なパートナーになり得ます。同時に、子どもたちの学びをサポートするツールとしても期待できます。しかし、その力を最大限に活かすためには、私たち保護者が「賢く使う」意識を持つことが大切です。
- 情報の正確性を確認する: AIが提供する情報は、常に正しいとは限りません。特に重要な情報については、他の情報源と照らし合わせて確認する習慣をつけましょう。これは子どもたちにも伝えていきたい大切なスキルです。
- 「考える力」を育む使い方: 子どもがAIを使う際は、「答えを教えてもらう」のではなく、「ヒントをもらう」「調べ方の手助けをしてもらう」という意識で活用させましょう。自分で考えるプロセスを大切にすることで、AIは学びを深めるツールになります。
- 家庭でのルール作り: AIの利用時間や、どのような目的で使うかなど、家庭内で話し合ってルールを決めることをおすすめします。特に、個人情報の取り扱いについては注意が必要です。
- メンタルケアにも活用: 献立相談や家事の効率化だけでなく、「家族への不満のガス抜き」や「不安や悩みを聞いてもらう」といった使い方で、心の負担を軽減するツールとして活用するのも良いでしょう。
AIは、私たちの生活を豊かにする新しい道具です。不安に感じることがあっても、まずは使ってみて、その特性を理解することが第一歩です。親子でAIとどう向き合い、どう活用していくか、この機会に話し合ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回の調査から、AIは現代の主婦にとって、単なる便利なツールを超え、家事や育児、さらにはメンタル面まで支える「生活インフラ」として深く浸透していることが分かりました。そして、その波は子どもたちの学びの場にも確実に押し寄せています。
AIを上手に活用すれば、日々の生活にゆとりが生まれ、子どもたちの好奇心や学習意欲をさらに引き出す可能性を秘めています。大切なのは、AIのメリットとデメリットを理解し、家庭で適切な使い方を見つけていくこと。私たち保護者が一歩踏み出し、AIとの新しい付き合い方を実践していくことが、子どもたちの未来の学びにもつながっていくはずです。
出典:PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000115998.html









