小学生のお年玉事情と意識の変化
今回の調査から見えてきた、小学生のお年玉に関する具体的な状況を整理してみましょう。
-
もらう総額は「1万1円〜2万円」が最多

小学生がもらうお年玉の金額は、約3割が1万1円から2万円の間であることが分かりました。これは例年と大きく変わらず、だいたい1万円前後が中心になっているようです。 -
自由に使える金額は「3,001円〜5,000円」が最多

もらったお年玉のうち、自分で自由に使える金額については、約7割の子どもが5,000円以内と回答しています。特に3,001円から5,000円が最も多く、多くの家庭では、子どもにお金の使い方を任せつつも、ある程度の制限を設けている様子がうかがえます。中には、すべて貯金に回すという家庭も1割以上ありました。 -
もらい方にも多様化の兆し

依然として現金が97.2%と圧倒的多数ですが、PayPayなどのスマホ決済、銀行振込、商品券、プリペイドカードといった、多様な受け取り方も少しずつ増えているようです。キャッシュレス化が進む現代社会の動きが、子どもたちのお年玉にも影響を与え始めていると言えるでしょう。 -
「投資・NISA」への関心と認知度

「おうちの人から『投資』や『NISA』という言葉を聞いたことがありますか?」という質問に対し、約4人に1人(23.7%)が「聞いたことがある」と回答しました。さらに、「聞いたことはあるが、意味はよく知らない」という回答も合わせると、4割以上の子どもが金融に関する言葉に触れていることが分かりました。これは、親世代からの影響や、学校での金融教育の普及が背景にあると考えられます。 -
6割以上が「増やす」ことに興味

そして最も注目すべきは、「お年玉を『使う』のではなく、『増やす』ことに興味はありますか?」という質問への回答です。「少し興味がある」(36.0%)と「すごく興味がある」(24.6%)を合わせると、全体の60.6%が肯定的でした。これは、小学生が単にお金を使うだけでなく、お金を育てるという視点を持ち始めていることを示しています。 -
使い道1位は「貯金」、人気ホビーも健在

お年玉の使い道としては、「貯金」が1位でした。これは、子どもたちがお金を計画的に管理する意識が高いことを示しています。その一方で、2位の「ベイブレード X」、3位の「コロコロコミック」、4位の「ポケモンカード」といった、人気ホビーや雑誌の購入も上位にランクインしており、今の子どもたちの「欲しいもの」もしっかりと反映されています。
保護者として考える、家庭での金融教育
今回の調査結果を見ると、子どもたちがお金に対して「使う」「貯める」だけでなく「増やす」という視点を持ち始めていることが分かります。これは、将来に向けてお金とどう向き合っていくかを考える上で、とても良い傾向だと感じます。
子どもの興味を金融教育のきっかけに
「投資」や「NISA」という言葉を知っている子どもが増えているのは、保護者の方々が日常会話の中で自然とそうした話題に触れているからかもしれません。もしお子さんが「お金ってどうやったら増えるの?」と聞いてきたら、それは絶好の金融教育のチャンスです。難しく考える必要はありません。例えば、銀行に預けることで少しずつ利息がつくことや、お父さんやお母さんが投資について調べている様子を見せるだけでも、子どもにとっては学びになります。
キャッシュレス体験も視野に
お年玉の受け取り方も多様化しているように、現代の経済はキャッシュレス化が進んでいます。子どもたちにキャッシュレス決済を体験させることも、お金の教育の一環になるでしょう。ただし、使いすぎには注意が必要です。親子で一緒にルールを決め、計画的に使う練習をすることが大切です。
「今」と「未来」のバランスを大切に
貯金や投資に興味を持つことは素晴らしいですが、子ども時代にしかできない「今のワクワク」も大切にしてほしいと私は思います。お年玉で欲しかったホビーを買ったり、友達とクレーンゲームを楽しんだりする経験も、子どもの成長には欠かせません。お金を「使う」ことの喜びを知ることも、お金の価値を学ぶ上で重要です。
お年玉という身近なテーマから、子どもたちのお金に対する意識の変化が見えてきました。ぜひこの機会に、ご家庭でお金について話し合う時間を作ってみてはいかがでしょうか。子どもたちの「お金を増やす」という興味を、将来に役立つ金融リテラシーへとつなげていけるよう、私たち保護者がサポートしていきたいですね。
出典:PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000140019.html)







