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「英語苦手」を「楽しい」に変える!小学生向け学習アプリ「英単語ナビ」開発の応援を

「英単語ナビ」とは?新しい「楽習」のカタチ

このアプリは、単に英単語を暗記するのではなく、子どもたちがすでに知っている単語を活かしながら、新しい単語と「つなげて」「むすびつけて」覚える「楽習」をコンセプトにしています。これまで「暗記が苦手」「根性で乗り切るのがつらい」と感じていたお子さんにとって、英語学習がもっと楽しく、身近なものになるかもしれません。

英単語ナビの画面イメージ

主なポイントはこちらです。

  • NPO法人と任意団体が共同開発:不登校や学習につまずきがちな子どもたちを長年支援してきたNPOが中心となっています。

  • 暗記に頼らない学習:単語と単語のつながりを見つけながら、効率的に語彙力を増やします。

  • 急増する英単語数に対応:小中学校で必要とされる英単語数の大幅な増加に対応できるよう設計されています。

  • すべての子どもたちを応援:英語が苦手な子、不登校の経験がある子、LD(学習障害)やディスレクシア(読み書き障害)の子どもたちへの支援を目指します。

  • 基本機能は無償提供予定:誰もが気軽に利用できるよう、基本的な機能は無料で提供される予定です。

  • 現在クラウドファンディング実施中:アプリを全国に届けるための開発費用を募っています。

英語学習の「困った」が増えている背景

近年、不登校の児童生徒が増え続けているというニュースを耳にする方も多いでしょう。その背景には様々な要因がありますが、NPO法人の活動の中で「英語が苦手で」と悩む小中学生が増えているそうです。

特に、2012年以降の学習指導要領の改訂で、中学校で学ぶ英単語の数が大きく変わりました。以前は中学卒業までに約900語だったのが、今では小学校で600~700語、中学校で1600~1800語と、合計で2500語以上を学ぶことになっています。

学習する英単語数の変化を示すグラフ

これだけ単語が増えると、「何度も書いて練習しなさい」と言われても、楽しくなければなかなか定着しませんよね。子どもたちの「苦手」に寄り添い、強みを活かした学びを追求してきたNPO法人の経験から、この「英単語ナビ」が生まれました。

小学生と保護者にとっての「英単語ナビ」

このアプリは、英語学習に悩む小学生とその保護者の方々にとって、大きな希望となるかもしれません。単語を「覚える」ことから「理解する」ことへと視点を変えることで、英語学習の楽しさを再発見できる可能性があります。

アプリには、単語の構造や音の共通点から覚えるための工夫がたくさん詰まっています。

  • フォニックス検索:「ea」が「イー」と発音される単語(eat, heat)と、例外的な発音をする単語(head, beak)を分けて検索できます。発音のルールを自然に身につけられます。

  • 音象徴検索:「cr」の音が「ひびが入る」というイメージを持つ単語(crack, scream, scratch)のように、共通する音のイメージを持つ単語をまとめて検索できます。言葉の感覚を養うのに役立ちます。

音象徴検索で関連する単語が視覚的に表示されている様子

  • パーツ検索:「important」が「im(接頭辞)」「port(語根)」「ant(接尾辞)」に分かれるように、単語を構成するパーツごとに検索できます。単語の成り立ちがわかると、初めての単語でも意味を推測しやすくなります。

英単語「important」が接頭辞、語根、接尾辞に分解された図

これらの機能を通じて、子どもたちは単語を「点」ではなく「線」で捉えることができるようになります。苦手意識が減り、英語を学ぶことが「楽しい」と感じられるようになれば、不登校のきっかけが一つ減るかもしれません。また、LDやディスレクシアといった読み書きの特性を持つお子さんへの理解も深まり、個別の学習支援が充実することにもつながるでしょう。

将来的には、タイピング練習や学習履歴の共有、自分だけの練習用シートや単語テストの作成機能なども実装される予定です。お子さんの興味や関心に合わせて、家庭でも英語学習をサポートしやすくなるのは嬉しいですね。

このアプリは、NPO法人が運営する「RISE English Course 英単語カレンダー」に収録されている単語を中心に構成されており、Android、iOS、Windowsの順でリリースが予定されています。ご興味のある方は、ぜひ詳細をご覧ください。
https://www.rise-plus.net/eigo/eitangocalender

アプリ開発を応援するには

「英単語ナビ」は、より多くの子どもたちに届けるために、現在クラウドファンディングで開発資金を募っています。目標金額は250万円で、期間は2025年12月15日から2026年2月28日までです。一口5,000円から支援でき、感謝のメールや子どもたちのアート作品、英語教材セット、アプリ紹介ウェブページへのお名前掲載など、様々なリターンが用意されています。

詳細はこちらのクラウドファンディングページで確認できます。
https://camp-fire.jp/projects/902505/view

まとめ

英語学習は、これからの時代を生きる子どもたちにとって大切な力のひとつです。しかし、その学びの過程でつまずき、苦手意識を持ってしまう子も少なくありません。

「英単語ナビ」は、そんな子どもたちが、自分のペースで、そして何よりも「楽しく」英語に触れられる機会を提供してくれるアプリです。暗記や根性に頼らない新しい「楽習」のスタイルが、多くの子どもたちの未来を明るく照らすことを願っています。ぜひ、この取り組みを応援し、子どもたちの学びを一緒に支えていきませんか。

出典:PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000136359.html)

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