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「54字の物語」95万部突破!小中学生に人気の超短編小説、新作ホラーで読書体験を広げよう

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要点整理:子どもたちを惹きつける「54字の物語」最新情報

  • シリーズ累計95万部突破: 2018年の第一巻発売以来、読書が苦手な子どもからも支持を集め、多くの家庭や学校で親しまれています。

  • 小中学生が読んだ本ランキングでトップ10入り: 読売新聞(2025年10月28日掲載)の調査で、小学生女子と中学生男子の部門でそれぞれトップ10にランクインしました。

  • 最新作『54字の物語 呪』が12月26日発売: 都市伝説や怪談をテーマにした、シリーズ史上最も怖いホラー作品です。氏田雄介氏が全80編と78編のサブストーリーを書き下ろしました。

  • 教育現場での活用が拡大: 国語の授業で取り入れられたり、学校・クラス単位での「54字の文学賞」応募が過去最多を記録したりするなど、その教育的価値も注目されています。

なぜ子どもたちは「54字の物語」に夢中になるのか

このシリーズの魅力は、何と言ってもその手軽さにあると私は思います。たった54字という短い文章で物語が完結するため、普段あまり本を読まない子でも「これなら読めるかも」と手に取りやすいのでしょう。そして、物語の展開が読者の想像力を掻き立て、続きを読みたくなる工夫が凝らされています。

特に、今回の最新作『54字の物語 呪』でホラーをテーマにしたのは、これまでのシリーズでもホラーテイストの作品が特に人気だったからだそうです。9文字×6行という限られた文字数の中で、何気ない日常が瞬時に恐怖へと変わる緩急ある展開が、ホラーと非常に相性が良いと分析されています。作者の氏田雄介氏も「笑いなしの、怖さに向き合った作品にしたい」と語っており、その本気度が伝わってきます。

物語は54字の作品と、その解説ページで構成されています。解説ページには54字ぴったりの「呪物解説」というサブストーリーも収録されており、物語の世界観をさらに深く楽しむことができるとのことです。

収録作品例

収録作品解説

小学生と保護者への影響:読書と表現の楽しさを育む

「54字の物語」シリーズは、子どもたちの読書に対するハードルを大きく下げてくれる存在です。ある小学生からは「友達が『おもしろい』と言ったから私もこの本を読んでみようと思った。本をあまり読まない私でも、楽しく読めた」という声や、「『54字の物語』を読んで、初めて小説が好きになりました」といった感想が寄せられています。私の周りの子どもたちを見ていても、短くて面白い話はすぐに友達と共有したがる傾向がありますね。

また、このシリーズは読書だけでなく、文章表現への興味を引き出すきっかけにもなっています。「自分でも『54字の物語』を作って楽しんでいる」という声があるように、子どもたちが自ら物語を創作する喜びを見つける手助けをしているのです。学校の国語の授業で取り入れられる例も増えており、子どもたちの考える力や表現力を育む教材としても期待されています。

家庭でできること:「54字の文学賞」に挑戦してみませんか?

PHP研究所では、子どもたちの創造性をさらに引き出すために「第15回 54字の文学賞」を開催します。これは、お題に沿ったオリジナルの「54字の物語」をX(旧Twitter)またはハガキで投稿するコンテストです。優秀作品には図書カードが進呈されるとのこと。

今回のテーマは「ゲームがテーマの物語」。鬼ごっこやボードゲーム、オンラインゲームなど、どんなゲームに関するお話でもOKだそうです。締め切りは2026年3月25日となっています。親子で一緒にアイデアを出し合ったり、子どもが書いた物語を読んだりする時間は、きっとかけがえのないものになるでしょう。

詳細はこちらのURLで確認できます。
http://www.php.co.jp/54ji/

氏田雄介氏
氏田雄介氏(作)と武田侑大氏(絵)が手がける「54字の物語」シリーズは、子どもたちの知的好奇心を刺激し、読書や創作活動への扉を開く素晴らしいツールです。特に読書に苦手意識があるお子さんや、新しい読書体験を探しているご家庭には、ぜひ一度手に取ってみてほしい一冊です。


書誌情報

  • ヘッドタイトル:意味がわかるとゾクゾクする超短編小説

  • タイトル:54字の物語 呪

  • 著者:氏田 雄介 作/武田 侑大 絵

  • 判型・製本:四六判並製

  • ページ数:176ページ

  • 定価:1,320円(税込)

  • 発売日:2025年12月26日

  • ISBN:978-4-569- 88245-1

  • 発売元:PHP研究所

シンプルなまとめ

「54字の物語」シリーズは、その短い形式と魅力的な内容で、多くの子どもたちを読書の世界へと誘っています。特に今回の新作ホラーは、子どもたちの興味を強く引きつけ、読書を「楽しいもの」と感じるきっかけになることでしょう。家庭で読書を促す良い機会として、このシリーズをぜひ活用してみてください。親子で物語を読み、感想を話し合う時間は、きっと子どもたちの言葉の力を育む大切な時間になるはずです。

出典:PR TIMES

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