新たな「デジタネ」の要点
今回の進化のポイントは、主に以下の3点です。
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「デジタネAI(仮称)」の独自開発: AIネイティブ、つまりAIに囲まれて育つ現代の子どもたちが、安全にAIを使える独自のソフトウェアを開発します。これにより、思考のサポートだけでなく、AIを使った自由な創作活動が可能になるそうです。
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AI時代に対応した学習内容の導入: 既存のプログラミング教育を土台にしつつ、AIを使いこなすための知識やスキルを学べる内容が加わります。学習コンテンツや思考サポート、さらには講師の補助にもAIが活用される予定です。
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企業理念の刷新: 「デジタル教育を通して人々の人生を豊かにする」という新たなミッションと、「デジタルの学びが当たり前となる環境を提供し、人生を切り開く力を育む」という新たなビジョンを掲げ、AI時代の教育をリードしていくとのことです。
なぜ今、AI教育が必要なのでしょうか?
将来、AIは私たちの生活や仕事のあらゆる場面で活用されていくと予想されています。そんな時代を生きる子どもたちには、AIについてきちんと理解し、それを自分の力として使いこなす能力が不可欠になってきます。
実は、日本は小中学校でのAI活用において、国際的に見るとまだ遅れをとっている状況です。発表されたデータによると、過去1年間で授業中にAIを使ったことがあると答えた子どもたちの割合は、小学校で16.0%、中学校で17.4%でした。これは、国際平均の小学校36.9%、中学校36.3%と比べると、かなり低い数字です。

この状況を考えると、子どもたちが早い段階からAIに触れ、その可能性を学び、活用できる力を身につける機会を増やすことが、とても大切だと感じます。デジタネは、こうした現状を乗り越え、子どもたちがAIを使いこなして新しい価値を生み出す力を育むことを目指しているそうです。
小学生と保護者への影響
このデジタネの進化は、私たち小学生の保護者にとっても、子どもたちの未来を考える上で大きな意味を持つでしょう。
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実践的なAIリテラシーの習得: AIの仕組みや使い方を安全な環境で学べることで、子どもたちはAIを「道具」としてだけでなく、「パートナー」として捉える視点を養えるかもしれません。単にAIを使うだけでなく、AIを使って何ができるかを考え、創造する力が育まれるのは、これからの社会で非常に重要です。
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グローバルな活躍への土台: AIを活用する力は、国際社会で活躍するための必須スキルになりつつあります。デジタネのようなAI教育によって、日本の子どもたちが世界の舞台で通用するデジタル人材へと成長する土台が築かれることを期待したいですね。
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保護者の安心感: AIについて「よくわからない」「どう教えたらいいかわからない」と感じる保護者の方も少なくないと思います。専門の教材やプログラムに任せることで、子どもが安全かつ体系的にAIを学べるのは、安心材料の一つとなるでしょう。
デジタネとは
デジタネは、まだプログラミング教育が一般的でなかった2014年から活動している、いわばパイオニア的なスクールです。人気ゲームを教材に取り入れ、「遊び」から「学び」へと自然に移行できるような工夫を凝らしてきました。今では、オンラインでの受講も可能になり、日本国内だけでなく、シンガポールやインドネシア、ベトナムといった海外も含め、約300校の提携教室で導入されているそうです。
子どもたちが「面白い」「楽しい」「もっと知りたい」と感じる気持ちを大切にしながら、デジタルの種を増やしていくという想いが込められています。
まとめ
エデュケーショナル・デザイン株式会社の「デジタネ」が、AI教育を取り入れて進化することは、子どもたちが未来の社会で活躍するための大切な一歩です。AIとの共存が当たり前になる時代において、子どもたちが安全に、そして主体的にAIを使いこなせるようになるための教育機会が増えることは、私たち保護者にとっても大変喜ばしいニュースですね。これからも、子どもたちがデジタルの学びを通じて、自分の人生を豊かに切り開いていけるよう、こうした教育の動きに注目していきたいと思います。
デジタネについて、さらに詳しく知りたい方は公式サイトをご覧ください。
出典:PR TIMES

