WISC検査結果を「希望の地図」に変えるポイント
今回のセミナーでは、小児科医の森博子先生が提唱する「ママカルテ式」WISC活用法が紹介されます。主なポイントはこちらです。
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弱みを補うのではなく、強みに着目する視点:従来の「できない部分をどうするか」という考え方から、「どんな環境で才能が伸びるか」という視点へ転換します。
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WISCは「脳の使い道マップ」:検査結果の数字を、子どもの脳がどのように情報を処理し、学習を進めるかのヒントとして捉えます。
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数字が低い=問題ではない:低い数値があっても、それは「どう伸びるタイプか」を示す情報の一つであり、心配しすぎる必要はないと解説します。
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強みと弱みの組み合わせで才能の方向性を見つける:個々の特性を組み合わせることで、わが子ならではの才能の芽を見つけ出す方法を学びます。
なぜ今、WISC検査の新しい見方が求められるのか
近年、文部科学省の調査では不登校の小中学生が過去最多を更新しており、発達特性を持つ子どもの在籍率も増えています。学習や集団生活でのつまずきから、教育相談や医療機関でWISC(知能検査)を受けるケースも増えているのが現状です。
しかし、検査結果を受け取った保護者からは、「処理速度が低い」「ワーキングメモリが弱い」といった言葉に不安を感じたり、IQや「平均より下」という言葉が頭から離れないといった声が聞かれます。また、具体的な育て方が分からず、結果の紙が引き出しに眠ったままになっている、という話も耳にします。
多くの現場で「平均以下の数値をどう補うか」という説明が中心になりがちなため、WISC検査が結果的に保護者の不安を増やす資料になってしまうこともあるようです。だからこそ、新しい視点から検査結果を読み解き、子どもの可能性を広げる方法を知ることが大切だと考えられます。
冬休みは「脳が自然に伸びる裏チャンス期間」
このセミナーでは、冬休み前の受講が特におすすめされています。学校生活の緊張がリセットされ、家庭での生活そのものが“学びの環境”に変わる時期だからです。
料理、買い物、遊びなど、普段の日常体験を子どもの脳タイプに合わせたミニトレーニングに変えることで、親御さんが無理なく、子どもの強みを伸ばすことができるとのこと。冬休みに入る前に、子どもの「苦手」に目を向けるのではなく、「強みを伸ばす」視点を知ることで、前向きな冬休みを迎えられることでしょう。
WISC検査を受けたことがある方は、ぜひ検査結果をお手元に用意してご参加ください。
セミナー概要
数字の見方を変えて わが子の強みを伸ばす「ママカルテ式」WISC検査の活かし方セミナー
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開催日時:
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2025年12月18日(木)10時〜11時
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12月19日(金)22時〜23時
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12月20日(土)早朝6時〜7時
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内容:
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【前半】WISC検査を“強み中心”で読む方法、「強み×弱み」で才能の方向性が決まる理由、数字が低くても心配しなくていい脳科学的根拠
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【後半】その場でできる「わが子の強み発見ワーク」、冬休みに1日5分でできるタイプ別ミニトレーニング紹介
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対象:WISC検査を受けたが活かし方が分からない母親、検査結果に不安を感じている母親、わが子の強みを伸ばす育て方を知りたい方
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開催形式:オンライン(Zoom)
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参加費:無料
講師紹介
森 博子先生
熊本大学医学部を卒業後、小児科医として23年間活躍。のべ17,000組の親子と向き合ってきた経験を持ちます。現在は親子のミカタオンラインクリニック院長を務めるほか、児童相談所嘱託医、熊本市教育委員会行政審議員、発達科学コミュニケーショントレーナーとしても活動。親子の未来を創る発達診断「ママカルテ」を主宰しています。
森先生の最新メディア掲載情報はこちら:https://desc-lab.com/morinakahiroko/781/
まとめ
WISC検査の結果は、決して子どもを評価するだけの紙ではありません。それは、わが子の「強み」や「得意な学び方」を教えてくれる大切なヒントの宝庫です。このセミナーを通じて、私たち保護者が検査結果を前向きに捉え、子どもの可能性を最大限に引き出すための具体的な方法を学べることでしょう。ぜひ、この機会に「ママカルテ式」の視点を取り入れて、子どもたちの未来を応援していきませんか。
出典:PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000650.000054387.html)

