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不登校の小学生を支える「持ち運び公教育」が準グランプリ受賞

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「公教育の持ち運び」という新しい選択肢

NIJINアカデミーが評価されたのは、「不登校問題を本質的に解決する“公教育の持ち運び”モデル」です。これは、簡単に言うと、これまで学校に行かなければ得られなかった学びの機会を、場所を選ばずに受けられるようにする仕組みのこと。

具体的には、次のような公教育で大切な要素を、パソコン一つあれば自宅からでも、地域の教室からでも、さらには海外からでも受けられるようにしたのです。

  • 友達とのつながり

  • 社会性を育む機会

  • 基礎学力

  • 体を動かす運動

  • 対話したり協力したりする学び

このモデルは、お子さんたちがそれぞれのペースで、安心して学べる環境を提供しています。現在では全国40都道府県から600名以上が学ぶ、国内でも最大級のオルタナティブスクール(学校以外の学びの場)に成長しているそうです。

準グランプリ受賞の背景と、その意義

CSOフォーラムでの最終選考会では、不登校の背景にある学校制度の課題に触れつつ、NIJINアカデミーの具体的な教育内容が紹介されました。特に注目されたのは、多様性や主体性を大切にする新しい教育の考え方です。

授賞式の様子

発表内容には、以下のような点が盛り込まれていました。

  • 仮想空間の「メタバース校舎」と全国32か所のリアルな教室を組み合わせた学び

  • 花王やTOPPAN、SoftBank、パナソニックといった企業や大学、教育団体との協力による実践的な学び

  • 子どもたちが企画するサークル活動や、4,000名が参加した学園祭

  • 在籍校の出席認定率が97%という実績や、開校2年で200名以上が復学した実績

  • 先生たちの働き方改革への取り組み

これらの取り組みが、不登校支援と教育の新しいモデルとして高く評価され、今回の準グランプリ受賞につながりました。星野達郎代表は、「関西で共創の輪を広げていきたい」と喜びを語っています。今回の受賞は、NIJINアカデミーが提案する「どこからでも学べる仕組み」が、不登校で悩む家庭に大きな希望を与える可能性を示していると言えるでしょう。

NIJINアカデミーの目指すもの

NIJINアカデミーは2023年9月に開校し、「多層的な心理的安全性」「一流教師による対話的な授業」「子ども主体のプロジェクト」をカリキュラムの柱としています。学校に行けないことが劣等感や罪悪感にならないよう、すべての子どもが希望を持てる未来を創ることを目指しているとのこと。希望する生徒の9割以上が在籍校の出席認定を得ている実績も、保護者としてはとても心強いポイントです。

NIJINアカデミーでの多様な学びの風景

まとめ:学びの選択肢が広がる未来へ

今回の受賞は、不登校で悩むお子さんとそのご家族にとって、明るい光となるでしょう。学校という場所だけでなく、様々な形で学びを深め、成長できる選択肢があることを知るのは、とても大切なことです。もしお子さんの学びに関して不安を感じている方がいたら、こういった新しい学びの場があることを、ぜひ頭の片隅に置いておいてほしいと思います。

NIJINアカデミーについて詳しく知りたい方は、公式サイトをご覧ください。

出典:PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000685.000099150.html)

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