2025年、子どもたちの検索から見えたこと
今年のランキング結果から、いくつか特徴的なポイントが見えてきました。
-
2年連続でタイピングゲーム「Popタイピング」が総合1位。
-
プログラミング学習ツール「Scratch」も上位にランクインし、デジタルへの関心の高さがうかがえます。
-
AIが生成した動画が流行し、「イタリアン・ブレインロット」が初登場。
-
「Nintendo Switch 2」や「大阪関西万博」「ちいかわパーク」など、新しい体験や次世代技術への期待も大きいようです。
-
原宿系クリエイター「しなこ」さんや人気キャラクター「ラブブ」など、SNS発の流行も検索に影響を与えています。
総合ランキングから見える「デジタル対応」への意識
総合ランキングで2年連続1位に輝いたのは、タイピングゲームの「Popタイピング」でした。ポップコーンを召喚するユニークなゲームで、楽しみながらタイピングスキルを磨けるのが人気の秘訣かもしれませんね。他にも「Scratch」や「寿司打」といったタイピング関連のキーワードが上位に入っており、子どもたちがデジタルツールを使いこなすことに関心を持っていることがうかがえます。

SNSやAIが子どもたちの世界にも浸透
TikTokなどで話題になった「イタリアン・ブレインロット」というネットミームが初めてランクインしました。これはAIが作ったキャラクターを使った動画シリーズで、AI技術が子どもたちの日常にも入り込んでいることを示す興味深い結果です。また、K-POPアイドルが紹介したことで人気に火がついたキャラクター「ラブブ」も登場し、SNSが子どもたちの興味に大きな影響を与えていることがわかります。
リアルな体験と次世代への期待
ウェブ検索ランキングのゲーム部門では、定番の「マインクラフト」や「ポケットモンスター」に加え、「Nintendo Switch 2」という次世代ゲーム機への期待が検索数に表れています。また、観光地部門では「大阪関西万博」や、人気キャラクター「ちいかわ」の世界を体験できる「ちいかわパーク」が上位に。バーチャルな世界だけでなく、実際に体験できる場所への関心も高いことがわかりますね。

画像検索ランキングでは、人名部門で原宿系クリエイターの「しなこ」さんが1位に。歌手部門では「Mrs. GREEN APPLE」や「Snow Man」「なにわ男子」といった若年層に人気のアーティストが上位を占めました。キャラクター部門では、K-POPアイドルなどのSNS投稿から人気が広がったという「ラブブ」が新たに登場しています。
今年検索数が急上昇したワードは?
今年特に検索数が急増したのは、「あーぱつあぱつ」というキャッチーなフレーズや、SNSでも話題のアニメ「ダンダダン」、そして新作ゲーム「マリオカート ワールド」でした。これらもまた、SNSや動画サイトでの流行が検索に直結していることを示しています。

パパママに役立つ視点:子どもとの会話のきっかけに
このランキングは、子どもたちにとって新しい興味の扉を開くきっかけになります。友達が何を調べているのかを知ることで、「僕もやってみようかな?」「私も見てみよう!」と、自ら情報を探す「検索リテラシー」を育むことにもつながるでしょう。
私たち保護者にとっては、子どもたちの「いま」の関心事を把握する貴重な手がかりとなります。例えば、うちの子が「イタリアン・ブレインロット」って言っていたけど何だろう?と気になった時、このランキングを見れば、それがAI動画のミームだとわかります。そこから会話が弾んだり、子どもが興味を持ったことを一緒に調べてみたりと、家庭でのコミュニケーションを深める良い機会にもなるはずです。
子どもが何かを検索している時、ただ見守るだけでなく、ぜひ「何を調べているの?」と声をかけてみてください。一緒に検索結果を見て、それがどんな情報なのか、どうしてそれに興味を持ったのかを話す時間を持つことで、子どもの好奇心をさらに伸ばし、インターネットとの賢い付き合い方を教えることにもつながります。
まとめ
「Yahoo!きっず」の検索ランキングは、単なる流行のリストではありません。子どもたちの成長と時代の変化を映し出す鏡のような存在です。これからも、子どもたちが安全に楽しく情報を得られる場所を提供し続けてくれることでしょう。私たち保護者も、この情報を活用して、子どもたちとの会話を楽しみながら、彼らの成長をサポートしていきたいですね。

出典:PR TIMES https://kids.yahoo.co.jp/event/mag/ranking2025/

