不登校の小学生を支える新たな取り組み！教育DXで学びの選択肢を広げるニュース

2025年12月4日

要点整理：新しい不登校支援の3つの柱

今回の受賞で注目されたのは、主に次の3つのポイントです。

メタバースを活用したオンライン教室：インターネット上の仮想空間（メタバース）を使って、自宅からでも安心して学べる場所や仲間とつながる場所を提供します。
地域と連携したリアルな学びの場：オンラインだけでなく、地域に根ざした実際の教室も開設し、お子さんの状況に合わせてオンラインとリアルを組み合わせた学びを選べるようにします。
一人ひとりに合わせた学習支援：お子さんそれぞれのペースや得意なことに合わせて、きめ細やかなサポートをすることで、学校以外の場所でも自信を持って学べる環境を作ります。

この「Smart City OSAKA Pitch 2025」は、地域や社会の課題を解決するアイデアを持つ会社が、大阪府内の自治体などに向けて自社のサービスを発表する場です。

株式会社NIJINは、学校に行きづらいお子さんたちが安心して学べる場所として「NIJINアカデミー」というオルタナティブスクール（従来の学校とは異なる、個性や多様性を尊重した学びの場）を運営しています。

今回の提案は、増え続ける不登校という深刻な課題に対し、具体的にどう解決していくか、そして自治体とどう協力していくかという視点が特に評価され、数ある応募の中から優秀賞に選ばれました。

この受賞は、デジタル技術（教育DX）と地域が手を取り合うことで、不登校のお子さんへの支援がより充実する可能性が公に認められたことを意味します。

これまでは、学校以外の学びの選択肢が限られていると感じていた保護者の方もいらっしゃるかもしれません。しかし、今回の取り組みが進めば、お子さんが自宅にいながら全国の仲間とつながったり、地域のリアルな教室で安心して過ごせたりと、学びの選択肢がぐっと広がるでしょう。

お子さんの個性やペースに合わせた学び方ができるようになることで、「自分はこれでいいんだ」という自己肯定感につながり、自信を持って成長できる環境が増えていくことが期待されます。

株式会社NIJINは、元小学校教師の方が「今の学校には自分を出せない子どもが多過ぎることに国の危機を感じ」て創業した会社です。子どもたち一人ひとりが希望を持って学べる社会を目指しているとのこと、私たち親にとっても心強いですね。

株式会社NIJINは、今後、関西圏の自治体との協力プロジェクトや、リアル教室のネットワークをさらに広げていく予定です。また、企業が社会貢献の一環として教育DXや不登校支援に協力する動きも加速するかもしれません。

もし、お子さんの学びの場で悩んでいる方がいらっしゃれば、このような新しい支援の形が、今後、お住まいの地域にも広がる可能性があるということをぜひ知っておいていただきたいです。

不登校のお子さんを支えるために、デジタル技術と地域の協力が新しい道を切り開いています。株式会社NIJINの取り組みが、すべての子どもたちが自分らしく学べる未来へとつながっていくことを期待しましょう。