2025年、小学生が「一番印象に残ったニュース」は?
まず、最も印象に残ったニュースのランキングです。政治や社会の大きな動きから、身近な話題まで、子どもたちの関心の幅広さがうかがえます。

<印象に残ったニュースランキング トップ3>
- 初の女性総理大臣誕生
- 熊の出没
- 大阪・関西万博
特に注目したいのは、1位に「初の女性総理大臣誕生」がランクインしたことです。子どもたちも、世の中の大きな変化にしっかりと目を向けているのだと、改めて感じました。また、これに関連して「総理大臣になってほしい女性」を聞いたところ、現職の総理大臣を抑えて「お母さん」が堂々の1位だったそうです。これは、子どもたちにとって、一番身近で信頼できる存在がお母さんであることを示しているのではないでしょうか。親としては、とても嬉しい結果ですね。

そして、3位の「大阪・関西万博」については、実際に足を運んだ小学生が全体の24.3%に上ったとのこと。約4人に1人の子どもが万博を体験したことになります。誰と行ったかという質問では、78.6%が「家族と行った」と回答しており、多くの子どもたちが家族との思い出を作ったようです。学校行事で参加した子どもも14.6%いました。

2025年の「流行語ランキング」も発表!
次に、子どもたちの間で流行した言葉のランキングです。SNSの影響が色濃く出ているのが特徴的ですね。

<流行語ランキング トップ3>
- エッホエッホ
- それな
- イイじゃん、今日ビジュイイじゃん
1位の「エッホエッホ」は、SNSを中心に広がった、小さく可愛い生き物が走る様子を表す擬音語が歌になった言葉だそうです。2位の「それな」は同意や共感を示す言葉で、昨年も上位に入っていたことから、すっかり小学生の日常に定着しているようです。3位の「イイじゃん、今日ビジュイイじゃん」は、ボーイズグループの楽曲がきっかけで広まった称賛表現です。子どもたちの言葉遣いを理解するためにも、これらの流行語の意味を知っておくのは大切だと感じます。
子どもたちの「社会への関心」を育むヒント
今回の調査結果からは、子どもたちが社会の出来事に対して、自分なりに受け止め、考えている様子が伝わってきます。政治のニュースに関心が高まったり、「戦争をやめてほしい」といった平和への願いや、「女の人は政治家になれないという考えをやめて」といったジェンダー平等への意識の高さも見受けられたそうです。
子どもたちが社会に関心を持ち、世の中をより良くしようとする気持ちを大切にしながら、毎日を楽しく過ごしている姿は、私たち親にとっても大きな学びになります。
家庭でできることとしては、以下のようなことが考えられます。
-
ニュースを話題にする: 新聞やテレビのニュースを一緒に見て、「これどう思う?」と気軽に話しかけてみましょう。子どもなりの視点や意見を聞くことで、新たな発見があるかもしれません。
-
流行語の背景を知る: 子どもが使っている流行語の意味や、なぜ流行しているのかを一緒に調べてみるのも良いでしょう。SNSの文化を理解するきっかけにもなります。
-
子どもの意見を尊重する: 子どもが社会や政治について話したがった時は、否定せずに耳を傾け、意見を尊重する姿勢を見せることが大切です。
まとめ
「進研ゼミ 小学講座」の調査結果から、2025年の小学生たちは、社会の大きな動きから日々の流行まで、様々なことにアンテナを張って暮らしていることが分かりました。特に「初の女性総理大臣誕生」への関心や、流行語にSNSの影響が強く出ている点は、現代の子どもたちの特徴をよく表しています。
私たち親も、子どもたちのこうした意識の変化に寄り添いながら、家庭での会話を通じて、子どもたちの知的好奇心や社会への関心を育んでいきたいですね。
出典:PR TIMES

