もしもの時、親子で認識にズレがあるって本当?
今回のプロジェクトでは、実際に小学生とその保護者を対象に防災テストを実施しました。その結果、ある小学校の親子51組の回答を分析したところ、なんと全体の約6割で親子の認識にズレが確認されたそうです。これは、私自身も3人の小学生の父親として、ハッとさせられる数字でした。
親としては「もしもの時はこうしてほしい」という思いがあっても、子どもは全く違う行動を考えているかもしれません。あるいは、子どもならではの柔軟な発想で、私たちが思いつかないような、でも理にかなった行動を考えている可能性もあります。
なぜこんなにズレが生まれるの?その背景にある社会の変化
親子の間で防災に関する認識のズレが生まれる背景には、いくつかの社会的な変化があると考えられています。
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震災の記憶の風化: 東日本大震災を知らない世代が育ち、震災の経験を直接語り継ぐ機会が減少しています。
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生活様式の変化: 共働き世帯の増加、習い事や学校行事の多様化、そしてスマートフォンの普及などにより、親子がじっくりと防災について話す時間が少なくなっているようです。
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親の不安: 2025年の明光義塾の調査によると、子どもがいる家庭の親御さんの56.3%が「子どもが災害時に適切な行動を取れないと思う」と回答しています。これは、親子の対話の不足が、親の不安にもつながっていることを示しているのかもしれません。
家庭でできること:日本財団の「親子ズレない防災」プロジェクト
日本財団は、このような親子のズレを解消し、対話を促すために、公式Xアカウント(@NipponZaidan)を中心に様々なコンテンツを公開しています。

具体的には、以下の3つのコンテンツが提供されています。
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親子でテストを受けて対話をする「コンセプトフィルム」
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親子の回答のズレを可視化する「ズレ紹介アニメーション」(ナレーターは令和ロマン・松井ケムリさん)
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さまざまな親子間のズレを紹介する「記事コンテンツ」
これらのコンテンツは、親子で一緒に見て、感想を話し合うのにとても良いきっかけになるでしょう。また、プロジェクトの一環として、3月6日には二子玉川ライズで、7日と8日にはイオンレイクタウンmoriでイベントが開催され、対話の重要性が共有されました。
家族で防災について話し合うきっかけに
災害はいつ、どこで起こるか予測できません。だからこそ、日頃から家族で「もしも」の時にどう行動するかを話し合っておくことが大切です。
今回の「親子ズレない防災」プロジェクトは、私たち親が子どもたちの防災意識に目を向け、具体的な行動について対話する絶好の機会を与えてくれます。ぜひ、ご家庭でこれらのコンテンツを活用し、お子さんと一緒に防災について考え、いざという時の備えを万全にしてください。
出典
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日本財団「親子ズレない防災」プレスリリース詳細:https://www.nippon-foundation.or.jp/who/news/pr/2026/20260311-120436.html
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明光義塾「子どもがいる家庭の防災に関する実態調査」:https://www.meikogijuku.jp/news/00356.html





