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小学生の保護者必見!中学受験合格者の57%が利用する個別指導のリアル

目次

中学受験合格者の半数以上が個別指導を利用

Web教育メディア「中学受験ポータル」を運営するライフデザインが実施した調査によると、中学受験で合格したお子さんを持つ保護者の57%が家庭教師または個別指導塾を利用していたことが分かりました。これは、合格者の半数以上が何らかのマンツーマン指導を受けていたという、驚きの実態です。

中学受験時、家庭教師または個別指導塾を利用しましたか?

利用形態は「集団塾との併用」が主流

個別指導を利用したご家庭の多くは、集団塾と併用していました。「集団塾と家庭教師の併用」が35%と最も多く、次いで「集団塾と個別指導塾の併用」が28%です。一方で、「個別指導塾のみ」が22%、「家庭教師のみ」が10%と、個別指導単独で対策を進めるご家庭も一定数いることが分かります。集団塾で全体のペースを掴みつつ、苦手な部分や個別の対策をマンツーマンで補う「ハイブリッド型」の学習スタイルが一般的になっているようですね。

中学受験時の塾の利用形態を教えてください。

講師は「プロ」が多数、オンライン指導も浸透

指導を担当する講師については、66%が社会人のプロ講師でした。自らが中学受験を経験した大学生講師も増えていますが、指導実績を重視する保護者の傾向がうかがえます。

指導形式では、やはり対面指導が68%と主流です。しかし、パソコンやスマートフォンを使ったオンライン形式も16%、対面とオンラインの「両方」が13%と、合わせると3割近くのご家庭がオンライン指導を取り入れています。情報通信技術(ICT)を使った教育が、中学受験の世界でも浸透していることが感じられます。

家庭教師または個別指導塾の講師はプロでしたか?学生でしたか?

指導は対面でしたか?オンラインでしたか?

「個別指導がなければ合格は難しかった」と感じる親が6割以上

個別指導を利用した保護者のうち、62%が「もし利用していなかったら合格は難しかっただろう」と感じているそうです。これは、家庭教師や個別指導塾が、単なる「遅れを取り戻すためのもの」ではなく、合格を左右する重要な要素になっていると多くの親が実感している証拠と言えるでしょう。

家庭教師・個別指導塾を利用していなかったら、中学受験の合格は難しかったと思いますか?

利用開始時期と費用、その目的は?

個別指導の利用開始時期は、中学受験対策が本格化する小学5~6年生(高学年)が42%と約半数を占めていますが、小学1~3年生といった低学年から利用を始めるご家庭も少なくありません。低学年からの利用は、中学受験専門というよりも、学習全般のフォローや習い事の一環として取り入れているケースも考えられます。

月々の費用については、平均で42,043円という結果でした。最も多かったのは「月3万円程度」で19.3%です。家庭の状況や指導内容によって費用は大きく異なることが見て取れます。

家庭教師や個別指導塾を探し始めたきっかけとしては、「中学受験の対策全般を頼みたい」が49%で最も多く、次いで「苦手科目・苦手分野の克服」が28%、「集団塾のクラスアップ」が19%と続きます。やはり、特定の目的を持って利用を検討するご家庭が多いようです。

家庭教師・個別指導塾をいつから利用しましたか?

月々の費用は平均いくら位でしたか?

家庭教師や個別指導塾を探し始めたきっかけ(目的・理由)は何ですか?

失敗しない個別指導選びのポイントと活用術

個別指導塾を選ぶ際に最も重視すべき点として、保護者の方々が挙げたのは「講師の指導実績・合格実績」(39%)、「講師と子供との相性」(31%)、「講師が子供の通う塾のカリキュラムに詳しいか」(30%)でした。やはり、誰が教えてくれるのか、そしてその先生と子どもが合うかどうかが重要だと考えている親が多いことが分かります。

最大限に活用するためのコツとしては、「体験授業でいろんな塾を見て回る」「何度かお試ししてみて子どもが良いと思ったら通わせる」「口コミを参考にする」といった、事前の入念な調査を挙げる声が多数ありました。これは、うちの子にぴったりの先生を見つけるための、とても大切なプロセスですよね。

その他にも、以下のような具体的なアドバイスが寄せられています。

  • 子供との相性が良い講師を選ぶ。

  • 途中での講師変更など、臨機応変に対応してくれるところを探す。

  • 集団塾との併用なら、目的を絞る。

  • 「どの科目を伸ばしたいのか」「どの学校を目指すのか」を最初に講師と共有する。

  • 予習にするか復習にするかを決める。

  • 画一的な指導方法ではなく、個々に対応してくれるか確認する。

  • 予習を欠かさず、指導時間には分からないことを徹底して教えてもらう。

  • 自分から積極的に質問できる子には利用価値がある。

  • 先生を最大限に活用し、何でも相談する。

  • 保護者も進捗を把握する。

家庭教師や個別指導塾を選ぶ際に、一番気を付けるべきことは何だと思いますか?

家庭教師または個別指導塾を最大限に活用するためのコツを教えてください。

まとめ:個別指導は「合格への戦略的投資」へ

今回の調査結果を見ると、家庭教師や個別指導塾は、かつての「勉強が遅れている子のためのもの」というイメージから、「中学受験を成功させるための戦略的な投資」へとその役割が大きく変わってきていることが分かります。集団塾で基礎を固めつつ、個別の弱点補強や志望校対策にプロの個別指導を組み合わせる「ハイブリッド型」の学習が、今の激しい中学受験を乗り切るための有効な手段として定着しつつあるようです。

私たち保護者としては、子ども一人ひとりの特性に合わせた「オーダーメイドの指導」を取り入れることが、合格への近道になるかもしれませんね。もし、中学受験に向けて個別指導を検討されているなら、ぜひ今回の調査結果や先輩保護者のアドバイスを参考にしてみてください。

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出典:PR TIMES
(URL: https://juken-support.jp/survey-kobetsu/)

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