過去最多の応募数!小学生プログラミングの進化
第8回大会となる今年は、全国から過去最多となる11,554件もの応募がありました。生成AIといった新しい技術が進化する中で、子どもたちの作品の完成度や表現方法も年々高度になってきているそうです。これは、プログラミング教育が広がり、子どもたちが身近な課題をテクノロジーで解決しようとする意欲が高まっている証拠かもしれません。
総合優勝は「みんなのバリアフリーマップ Razomap」
今年の総合優勝、つまり日本一の小学生プログラマーに輝いたのは、香川県の小学6年生、鎌田 千記理さんが制作した「みんなのバリアフリーマップ Razomap」でした。

このアプリは、「誰もが安心して外出できる社会」を目指して作られた、参加型のバリアフリーマップです。利用者自身が施設のバリアフリー情報を投稿できる仕組みがあり、情報が増えれば増えるほどマップが便利になっていきます。さらに、支援が必要な人と支援する人がQRコードを使って情報を共有できる機能も備えているとのこと。社会の課題に目を向け、それをプログラミングで解決しようとする素晴らしいアイデアと実装力が高く評価されました。鎌田さんは、Facebook Japan賞とマイクロソフト賞も合わせて受賞しています。
鎌田さんの決勝プレゼンテーションの様子は、以下の動画で確認できます。
https://youtu.be/UX0nJh4VANk?t=5139
その他の主な受賞作品
VISION AWARD:未来にワクワク!「シゴト見つけ隊」
北海道の小学6年生、三浦 彩乃さんの作品です。将来の夢がない、何になりたいかわからないという子どもたちのために、好きな教科や地図上の建物から職業を調べたり、働く人のインタビューを読んだりできるアプリです。子どもたちの「知りたい」という気持ちを後押しする、夢のある作品ですね。

三浦さんの決勝プレゼンテーションの様子はこちらです。
https://youtu.be/UX0nJh4VANk?t=2774
PRODUCT AWARD:きょうすけのおしごと帳
和歌山県の小学6年生、細井 教丞さんの作品は、家庭でのお手伝いとおこづかいを管理できるWebアプリです。親がお手伝いを依頼し、子どもが報告すると報酬が自動でたまる仕組みは、まさに家庭内で役立つ実用的なアイデアです。家族だけのチャット機能も搭載されているそうで、親子のコミュニケーションにも一役買いそうです。

細井さんの決勝プレゼンテーションの様子はこちらです。
https://youtu.be/UX0nJh4VANk?t=2165
PRESENTATION AWARD:「ロボバト」
埼玉県の小学6年生、野村 秋人さんの作品は、ロボットバトルを通してプログラミングを楽しく学べるゲームです。ロボットを改造しながら大会優勝を目指す中で、どう動かせば強くなるかを試行錯誤する過程で、自然とプログラミングの考え方が身につくよう工夫されています。ゲーム感覚で学べるのは、子どもたちにとって大きな魅力ですね。

野村さんの決勝プレゼンテーションの様子はこちらです。
https://youtu.be/UX0nJh4VANk?t=5806
Cygames賞:きっずプログラミング
広島県の小学5年生、谷本 陽杜さんの作品は、小さな子どもでも直感的にプログラミングを学べる学習アプリです。文字が読めなくてもアイコンを並べてキャラクターを動かせる仕組みは、未就学児や小学校低学年の子でも楽しく学べそうです。冒険ストーリーを通じて段階的に難易度が上がる工夫も、飽きさせないポイントですね。

谷本さんの決勝プレゼンテーションの様子はこちらです。
https://youtu.be/UX0nJh4VANk?t=6410
東急賞:豊田市博物館 岩石採集サポートアプリ
愛知県の小学6年生、中田 遥人さんの作品は、岩石採集プロジェクトで「紙の地図では自分の位置が分かりづらい」という課題を解決するために開発されました。GPSを使って現在地を採集マップ上にリアルタイムで表示し、未採集エリアが一目でわかるようにする、まさに現場の声を活かしたアプリです。

中田さんの決勝プレゼンテーションの様子はこちらです。
https://youtu.be/UX0nJh4VANk?t=3421
保護者へのメッセージ:プログラミングは「課題解決の力」を育む
審査員の方々のコメントからは、プログラミングが単にコードを書く技術だけでなく、「身の回りの課題を見つけ、それを解決するアイデアを形にする力」「人に伝える力」が重要であると語られていました。これは、普段私たちが仕事で取り組むことと非常に近い、社会で役立つ本質的な力です。
株式会社Cygamesの永谷真澄氏は、「AIを使えば誰でも優れた作品が作れるわけではなく、自らアプリケーションを設計し、実装する力は、引き続き重要な基礎力である」と述べ、保護者の方々には「この変化の大きなタイミングだからこそ、子どもたちの挑戦を後押ししていただければ」とエールを送っています。また、Facebook Japan合同会社の桑原克也氏は、「ファイナリストの皆さんが取り組んでいたことは、企業の課題を見つけてソリューションを提案する仕事と非常に近い」と、そのプロフェッショナルな視点を評価しています。
子どもたちが日常生活の中で「これ、もっとこうなったらいいのに」と感じる小さな疑問や不便さから、「何かを作りたい」という思いが生まれること。そして、それを実現するために試行錯誤する過程こそが、子どもたちの成長にとってかけがえのない経験になるでしょう。
まとめ
「Tech Kids Grand Prix 2025」は、小学生たちがプログラミングを通じて社会の課題に目を向け、自分たちの力で解決しようとする素晴らしい場です。今回受賞した作品の数々は、子どもたちの豊かな発想力と、それを形にする確かな技術力を示していました。家庭でも、子どもたちが興味を持ったことや「こうしたい」と思ったことを、ぜひ応援し、一緒に考えてあげることが大切だと感じます。プログラミングは、きっと子どもたちの未来を切り開く大きな力になるはずです。
「Tech Kids Grand Prix 2025」の詳細については、以下の公式ページで確認できます。
https://techkidsschool.jp/grandprix/
出典:PR TIMES

