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未来を拓く小学生のアイデア!「Tech Kids Grand Prix 2025」受賞者発表

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「Tech Kids Grand Prix 2025」とは?

このコンテストは、テレビ朝日とCA Tech Kidsが共催し、「21世紀を創るのは、君たちだ。」をスローガンに、2018年から毎年開催されています。小学生がプログラミングで開発したアプリケーションやゲーム作品を対象に、掲げる夢や実現したい世界観(VISION)、クリエイティブなアイデアと作品の完成度(PRODUCT)、そして自身のビジョンやプロダクトを社会に発信していく姿勢(PRESENTATION)の3つの観点から審査されます。

第8回目となる今年は、全国から過去最多の11,554件もの応募がありました。生成AIといった新しい技術の進化もあり、作品の質や表現方法も年々高度になっているそうです。

Tech Kids Grand Prix 2025の表彰式の様子

全国No.1小学生プログラマーは「Razomap」を開発した小学6年生

今年の総合優勝、「Tech Kids Grand Prix 2025」の栄冠に輝いたのは、香川県の小学6年生、鎌田 千記理さんの作品「みんなのバリアフリーマップ『Razomap』」でした。

このアプリは、「誰もが安心して外出できる社会」を目指して作られた、利用者参加型のバリアフリーマップです。利用者が施設のバリアフリー情報を投稿することで、情報がどんどん蓄積され、マップがより実用的に進化していく仕組みになっています。さらに、支援が必要な人と支援する人がQRコードを使って情報をスムーズに共有できる機能も備わっています。身近な社会課題に目を向け、それをテクノロジーで解決しようとする素晴らしいアイデアですね。

総合優勝した鎌田千記理さんと作品「Razomap」

各部門賞の受賞作品とアイデア

総合優勝のほかにも、子どもたちの豊かな発想と技術力が光る作品が多数受賞しました。

VISION AWARD:未来にワクワク!「シゴト見つけ隊」

北海道の小学6年生、三浦 彩乃さんの作品は、将来なりたい職業が「ない」「わからない」という子どもたちの悩みに応える仕事探しサポートアプリです。好きな教科や地図上の建物から関連する職業を調べたり、働く人へのインタビューを閲覧できるなど、子どもたちの興味を引き出す工夫が満載です。

VISION AWARD受賞の三浦彩乃さんと作品「シゴト見つけ隊」

PRODUCT AWARD:きょうすけのおしごと帳

和歌山県の小学6年生、細井 教丞さんが開発したのは、家庭内のお手伝いとおこづかいを管理できるWebアプリです。親がお手伝いを「発注」し、子どもが完了報告をすると、承認後に報酬が自動でたまる仕組み。家族だけで使えるチャット機能も付いていて、親子間のコミュニケーションにも役立ちそうです。

PRODUCT AWARD受賞の細井教丞さんと作品「きょうすけのおしごと帳」

PRESENTATION AWARD:「ロボバト」

埼玉県の小学6年生、野村 秋人さんの作品は、ロボットバトルを通してプログラミングを楽しく学べる学習ゲームです。自分のロボットを改造しながら大会優勝を目指す中で、「どうすれば強くなるか」を考え、試行錯誤を重ねることで、自然とテキストプログラミングの考え方に触れられるよう工夫されています。

PRESENTATION AWARD受賞の野村秋人さんと作品「ロボバト」

協賛企業賞にも光る多様な才能

多くの企業が協賛する本コンテストでは、協賛企業賞も設けられています。

  • Cygames賞
    広島県の小学5年生、谷本 陽杜さんの「きっずプログラミング」は、小さな子どもでも楽しく直感的にプログラミングを学べる学習アプリです。文字が読めなくても使えるアイコン操作で、冒険ストーリーを通して自然とプログラミングの基礎が身につくように設計されています。
    Cygames賞受賞の谷本陽杜さんと作品「きっずプログラミング」

  • Facebook Japan賞、マイクロソフト賞
    総合優勝の鎌田 千記理さんの「みんなのバリアフリーマップ『Razomap』」は、Facebook Japan賞とマイクロソフト賞も受賞し、見事トリプル受賞となりました。社会課題解決への強い思いと、それを形にする技術力が高く評価された結果と言えるでしょう。
    マイクロソフト賞受賞の鎌田千記理さんと作品「Razomap」

  • 東急賞
    愛知県の小学6年生、中田 遥人さんの「豊田市博物館 岩石採集サポートアプリ」は、博物館の岩石採集プロジェクトで「紙の地図では自分の位置が分かりづらい」という課題を解決するために開発されました。GPSを活用し、現在地を採集マップ上にリアルタイムで表示することで、未採集エリアが一目でわかる実践的なアプリです。

  • CyberAgent賞
    VISION AWARDとダブル受賞した三浦 彩乃さんの「未来にワクワク!『シゴト見つけ隊』」が、CyberAgent賞も受賞しました。

審査員からのメッセージ

審査員の方々からは、子どもたちの作品に対する高い評価と、未来への期待が語られました。

  • Cygamesの永谷 真澄氏は、AIの活用が進む中でも、自分でアプリケーションを設計し、実装する基礎力が引き続き重要だと指摘し、保護者の方々にも子どもたちの挑戦を後押ししてほしいと語りました。

  • Facebook Japanの桑原 克也氏は、ファイナリストたちが課題を見つけ、分解し、動くものとして実装している点が、実際のビジネスの現場と非常に近いと感銘を受けていました。

  • 日本マイクロソフトの堀 百花氏は、身の回りの課題を見つけて解決する技術力に加え、それを人に伝える力の高さが印象的だったと評価しています。

  • 東急の上東 茉弥氏は、日常の活動や家族との関わりといった身近な課題から「作りたいもの」が生まれている点を高く評価し、その思いを大切にしていることに感銘を受けたそうです。

  • サイバーエージェントの木村 衆平氏は、原体験に基づいた明確な課題設定と、それをまっすぐに解決しようとする姿勢に感動したと述べています。

どのコメントからも、単なる技術力だけでなく、課題解決への意欲や、それを表現する力が重視されていることが伝わってきますね。

わが家でプログラミングを始めるヒント

今回のコンテストを見て、うちの子もプログラミングに興味を持つかな、と感じた保護者の方もいるかもしれません。プログラミングは、論理的思考力や問題解決能力を育むだけでなく、今回のように社会をより良くするためのアイデアを形にする力にもつながります。

特別な知識がなくても、まずは身近な「こんなものがあったらいいな」というアイデアを話し合ってみることから始めてみませんか。Scratchのような視覚的なプログラミングツールから始めるのも良いですし、プログラミング教室を利用するのも一つの方法です。子どもたちの「作りたい」という気持ちを大切に、一緒に未来を創造する体験を応援していきましょう。

まとめ

「Tech Kids Grand Prix 2025」は、小学生たちがプログラミングを通して社会課題に向き合い、創造力を発揮する素晴らしい場となりました。子どもたちの柔軟な発想と、それを形にする技術力は、まさに未来を創る力だと感じます。今回の受賞作品や審査員の言葉は、私たち保護者にとっても、子どもたちの可能性を信じ、その挑戦を支える大きなヒントになるのではないでしょうか。

出典:PR TIMES https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000423.000030888.html

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