要点整理
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「Yahoo!くらし」は、自治体や警察が緊急情報や防犯情報をユーザーに配信できるサービスです。
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今回、全国47都道府県警察との防犯協定が締結され、これまでの身近な犯罪情報に加え、サイバー犯罪対策情報が加わりました。
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「Yahoo! JAPAN」アプリと「Yahoo!防災速報」アプリを通じて、地域ごとのサイバー防犯情報を受け取ることができます。
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特に、フィッシング詐欺や不正アクセスといった、オンラインでの犯罪への注意喚起が強化されます。
サイバー犯罪が深刻化する背景
近年、インターネットを悪用した犯罪は急増しています。警察庁のまとめによると、2025年上半期だけでもフィッシング詐欺の報告件数は前年上半期に比べ約56万件(約89%)も増加し、インターネットバンキングでの不正送金被害総額は約42億2,400万円に達するなど、非常に深刻な状況が続いています。(※1)
こうした状況を受け、「Yahoo!くらし」はこれまで34道府県警と結んでいた防犯協定を、警察庁サイバー警察局と協力し、全国すべての都道府県警察のサイバー犯罪対策部門へ拡大しました。これにより、全国どこにいても、地域の警察から最新のサイバー防犯情報を受け取れるようになったのです。
保護者と子どもたちへの影響
この取り組みによって、私たち保護者は子どもたちのインターネット利用をより安心して見守れるようになります。
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タイムリーな情報入手:プッシュ通知機能を使えば、自分の居住地や家族の居住地など、設定した地域の警察本部から直接、サイバー犯罪に関する注意喚起が届きます。これにより、危険をいち早く察知し、対策を講じることが可能になります。
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幅広い防犯情報:空き巣やひったくりといった身近な犯罪の注意喚起と合わせて、フィッシング詐欺や不正アクセスなどのオンラインの脅威についても情報が得られるため、多角的な防犯対策に役立ちます。
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地域との連携強化:警察側も、アプリを通じて多くの住民に直接情報を届けられるため、地域全体でのサイバー犯罪への意識向上や注意喚起が進むことが期待されます。
配信された情報は、「Yahoo!くらし」のウェブページ(PC版・スマートフォンブラウザー版)の「公共情報」でも確認できます。

家庭でできること
この便利な情報を受け取るためには、少しだけ設定が必要です。
「Yahoo! JAPAN」アプリでの設定方法
- アプリ下部の「アシスト」タブからアシスト画面へ移動します。
- 設定内の「天気・地域設定」で、通知を受け取りたい市区町村を登録します。
- 設定内「プッシュ通知」の「防犯情報」をオンにします。
「Yahoo!防災速報」アプリでの設定方法
- アプリ下部「設定」タブから「地域を設定」へ移動します。
- 「地域の設定」で市区町村を登録します。
- 設定内の「防犯情報」の「プッシュ通知」をオンにします。

日常での心がけ
アプリで情報を受け取るだけでなく、普段から次のような点に気をつけましょう。
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知らないメールやSMSのリンクは安易にクリックしない:銀行や宅配業者を装った偽のメッセージに注意し、必ず公式サイトで情報を確認しましょう。
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個人情報を入力してしまったら:もし誤って個人情報を入力してしまった場合は、すぐに警察や関係機関に相談することが大切です。
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家族で情報共有:届いた防犯情報を家族みんなで共有し、サイバー犯罪に対する意識を高める機会にしましょう。
シンプルなまとめ
「Yahoo!くらし」と全国の警察が連携した今回の取り組みは、私たち保護者にとって、子どもたちの安全なオンライン生活を守るための大きな一歩となります。ぜひアプリを活用して、最新の防犯情報を手に入れ、家族みんなでサイバー犯罪から身を守る意識を高めていきましょう。
(※1)出典:令和7年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について(警察庁サイバー警察局)
関連リンク
出典:PR TIMES

