新しいQRコード「OPENQR™」ってどんなもの?
「OPENQR™」の一番のポイントは、QRコードを読み取ってリンクに飛ぶ前に、そのリンクが安全かどうかを教えてくれるという点です。これまでのQRコードは、一度読み込んでアクセスしないと、その先のページが安全かどうかわかりませんでした。
「OPENQR™」では、読み取った際に以下のように3段階で判定してくれます。
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SAFE(安全):安全が確認されているので、安心してアクセスできます。
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WARN(注意):注意が必要な情報がある場合に表示されます。アクセスするかどうかは、利用者が判断します。
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BLOCK(停止):危険性があると判断された場合、アクセスを停止します。
この仕組みによって、「開いてから気づく」のではなく、「開く前に判断する」ことができるようになります。これは、子どもたちがインターネットを安全に利用する上で、とても心強い機能だと感じます。

なぜ「開く前の確認」が必要なの?
インターネットの世界では、本物そっくりのサイトに誘導して個人情報を盗もうとする「なりすまし」や、悪意のあるページへ誘導する「誤誘導」といった問題が後を絶ちません。QRコードも例外ではなく、こうした危険に利用されるケースが社会問題となっています。
特に子どもたちは、大人と比べて危険なサイトを見分けるのが難しいことがあります。「OPENQR™」は、そうしたリスクから子どもたちを守るための、新しい安全対策として期待されています。
学校現場での反応と今後の展開
今回の就実小学校での運用には、教育関係者や教育委員会の関係者など約80名が参加したそうです。プログラム資料に掲載された「OPENQR™」を通じて、研究紀要などの資料にアクセスする運用が実際に行われ、その有効性が確認されました。
学校関係者からは、「QRコードの安全性を言葉で説明するよりも、実際に体験することで、子どもたちも先生も直感的に理解できた」という声も聞かれたとのこと。専門知識がなくても、誰でも同じように安全性を判断できる設計になっているため、教育現場への導入もスムーズに進んだようです。

この取り組みは、実証実験ではなく、実際の学校運営のフローに組み込まれた形での導入だという点が重要です。今後、「OPENQR™」は学校だけでなく、自治体、企業、イベントなど、様々な分野での活用が目指されています。
「OPENQR™」についてさらに詳しい情報は、以下のZeroBankX社のウェブサイトで確認できます。
また、技術的な詳細に興味がある方は、こちらのIETFの資料も参考になるでしょう。
IETF: Internet-Draft: Secure Resource Layer (SRL) Core

まとめ
子どもたちが学校で、そして家庭でQRコードを使う機会はこれからも増えていくことでしょう。そんな中で、「OPENQR™」のような、事前に安全性を確認できる仕組みが普及していくことは、私たち保護者にとって大きな安心材料となります。
デジタル社会で子どもたちが安全に、そして安心して学びを深めていけるよう、こうした新しい技術がどんどん広がっていくことを期待したいですね。
出典:PR TIMES
(https://www.atpress.ne.jp/news/571586)

