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中学受験塾の実証で判明!小学生の読書で全教科の偏差値が大幅アップ

目次

読書習慣が学力向上につながる、その要点

今回の実証実験で特に注目すべき点をまとめました。

  • 全教科の偏差値が大幅向上:読書習慣を身につけた生徒は、国語だけでなく算数や理科、社会といった全教科で偏差値が大きく伸びました。

  • 利用頻度と成績の相関:ヨンデミーの利用頻度が高い生徒ほど成績の伸びが顕著で、特に毎日読書をしている生徒は、そうでない生徒に比べて成績の伸びが約7倍という結果が出ています。

  • 元の成績は関係なし:読書を始める前の成績(偏差値50以上でも50未満でも)に関わらず、ヨンデミー高頻度利用者(週3回以上)は全員の成績向上が見られました。

  • 短時間でも効果あり:成績向上が見られた高頻度利用者の1日あたりの読書時間は30分未満。長時間でなくても、短時間で頻繁に継続することが効果につながると示唆されています。

  • 全校舎・全学年で必修化:この成果を受け、伸学会は2026年2月より、目黒校だけでなく全校舎・全学年で「ヨンデミー」を必修化することを決定しました。

この実証実験の詳しい内容は、以下のnoteで全4回の連載で公開されています。興味のある方はぜひ読んでみてください。

なぜ今、読書が注目されるのか

近年、子どもの「読書離れ」が深刻な問題となっています。2025年7月に公開された全国学力テストの「読書が好き」な児童生徒の割合は過去最低を記録し、「読書が好き」と答えた児童と「当てはまらない」と答えた児童では、国語の正答率に約17ポイントもの差が見られました。さらに、小学生・中学生ともに全教科で学力平均スコアが大きく低下しており、その要因の一つに「読解力の低下」が挙げられています。

読書が好き」な児童生徒の割合と学力平均スコアの低下

中学受験を控えるお子さんを持つご家庭では、問題を解く以前に「テキストを読み解く」段階でつまずいてしまい、授業を重ねても成績が伸び悩むという課題を抱えるケースも少なくありません。伸学会では、こうした背景から「自ら伸びる力を育てる」という理念のもと、子どもたちが自ら読書を楽しみながら学習の土台となる「読む力」を伸ばすことを目指し、2025年6月より目黒校で「ヨンデミー」を導入しました。

読書習慣がどのように育まれたのか

伸学会では、自宅学習の一環としてヨンデミーを必修化し、オンラインアプリと講師の指導を組み合わせることで、子どもたちの読書意欲を自然に高めていきました。友達が紹介した本に興味を持ったり、次は自分も面白く紹介しようと工夫したり、子ども同士の刺激が読書へのモチベーションにつながったようです。

ヨンデミーのAI選書機能は、一人ひとりの「読む力」と「興味」に合った本を選んでくれるため、子どもたちは自然と読書を楽しめます。また、1冊読むごとに感想記録を提出するアウトプット機能があるのも特徴です。これによって、ただ読むだけでなく、内容を深く考え、要点を掴み、自分の考えを整理して表現する力が身につくというわけです。これは「表現力」や「語彙力」の向上にもつながりますね。

生徒の読書感想文の例

さらに、国語の授業やホームルームの時間には「ヨンデミータイム」が導入されました。読書記録シートの作成や、先生が本の読み方を指導したり、ビブリオバトルをファシリテートしたりすることで、子どもたちの読書へのやる気を引き出しています。アプリ内の「本の友」機能を使って感想を共有し合う機会も設けられ、友達や先生に「伝えたい」という意識が、より深い感想を書く習慣につながったそうです。

家庭学習へのヒント:短時間でも継続する大切さ

今回の実証実験で特に注目すべきは、週の読書日数が0日だった生徒が9.1%まで減少し、週3日以上読書する生徒が36.4%から63.7%に増加したという点です。

読書習慣の改善を示すグラフ

そして、毎日読書する生徒の成績の伸びが顕著であること、さらには1日30分未満の短時間の読書でも十分に効果が得られることが示されました。これは、忙しい小学生の家庭学習においても、非常に実践しやすいヒントになるのではないでしょうか。

毎日読書をする生徒の成績の伸び

週3日以上読書をする生徒の成績の伸び

私たち親も、子どもが「どんな本を読んだか」「どんな感想を持ったか」を気軽に話せるような雰囲気を作るだけでも、子どもの読書への意欲は変わってくるはずです。AI選書のようなツールがなくても、図書館や書店で子どもの興味を引きそうな本を一緒に探したり、読み聞かせを続けたりすることで、読書へのきっかけを作ることはできますね。

ヨンデミー高頻度利用者の成績推移

元の偏差値に関わらず成績が向上

短時間集中がカギ

まとめ:読書はすべての学びの土台

今回の伸学会での実証実験は、「読む力」が国語だけでなく、すべての教科の学力を支える土台であることを改めて示してくれました。読書習慣を定着させることで、子どもたちの学習意欲や理解力、表現力が向上し、それが結果として全教科の成績アップにつながる。これは、子どもたちの可能性を大きく広げることにつながる、素晴らしい発見だと感じます。

私たち保護者も、子どもたちが読書を楽しみ、学ぶ喜びを感じられるような環境を、家庭や学校、地域と連携しながら作っていくことが大切ですね。短時間でも良いので、今日からお子さんと一緒に本に触れる時間を作ってみてはいかがでしょうか。

出典:PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000090.000071742.html)

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