第23回学事出版教育文化賞の要点
今回で23回目を迎えたこの賞には、過去最多となる140本の論文が全国から集まったそうです。その中から、特に注目すべき受賞論文をいくつかご紹介します。
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教育文化賞(最優秀賞): 外国にルーツを持つお子さんの国語学習を、最新のAI技術なども使いながら支援する実践研究。
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優秀賞: 子どもたちが自ら考え、協力し合う力を育む「学級自治」の実践。
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優秀賞: 不登校を減らすために、学校全体で子どもたちをサポートする新しい仕組み作り。
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雑誌賞: 「学校事務」と「月刊生徒指導」の2編。
この賞は、2003年に学事出版の創立40周年を記念して創設されました。全国の優れた教育実践を発掘し、教育関係者の皆さんの新たな取り組みを奨励することで、教育の質向上を目指しているとのことです。
子どもたちと保護者への影響
最優秀賞の論文から見える未来
特に、最優秀賞に選ばれた田中祐輔先生(筑波大学人文社会系教授)の研究は、日本語を母語としないお子さんたち(専門的にはJSL児童と呼ばれますが、簡単に言えば「外国にルーツを持つ子どもたち」のことですね)が、国語の授業で自信を持って学べるようになるためのものです。
教科書に出てくる言葉を分析したり(「教科書コーパス」という手法です)、AIの力を借りたりすることで、一人ひとりの子どもがどんな支援を必要としているのかを具体的に見つけ出し、学校や家庭で共有できる仕組みを作ったそうです。これは、すべての子どもが安心して学び、自分の力を発揮できる多文化共生社会の実現に大きく貢献する、とても大切な取り組みだと感じます。
優秀賞の論文から学ぶこと
氏家拓也先生(武豊町立緑丘小学校教諭)の「学級自治」の論文からは、子どもたちが「ごっこ遊び」のように学級通貨や会社活動を通して、自分たちでルールを決め、友達と協力し合うことの大切さが伝わってきます。
先生が環境を整えることで、子どもたちは自由に役割を解釈し、互いの価値観を認め合う雰囲気が生まれる。それが「やってみよう」という意欲や、みんなで何かを成し遂げる協働の力を育むんですね。わが子にも、こんな体験をさせてあげたいなと思います。
もう一つの優秀賞、新座市立第二中学校の取り組みは、近年増えている不登校の問題に、学校全体で向き合う挑戦です。
「チームUp担任制」や「メンター制」といった新しいシステムを導入し、特定の先生に負担が集中するのではなく、学校全体で子どもたちを見守る体制を整えました。その結果、不登校が23%も減少したという報告は、保護者として本当に心強く、安心につながるニュースです。
家庭でできること
これらの素晴らしい実践から、私たち保護者も学ぶことがありますね。もし身近に外国にルーツを持つお子さんがいらっしゃれば、その子たちの学びへの理解を深めること。また、ご家庭でも、お子さんが自分で考えて行動する機会を大切にし、遊びの中から学びを見つける手助けをすること。
そして、学校とのコミュニケーションを密にとり、お子さんの様子で気になることがあれば、早めに相談する姿勢も大切だと改めて感じました。
シンプルなまとめ
今回ご紹介した教育実践は、どれも子どもたちが学校で安心して学び、それぞれの個性を伸ばしていくための、大切な一歩だと感じました。子どもたちの未来を支える教育現場の先生方の情熱と工夫に、心から感謝したいですね。これからの教育が、もっともっと子どもたちにとって居心地の良い、可能性に満ちた場所になるよう、私も期待しています。
もっと知りたい方は
学事出版のウェブサイトでは、今回の受賞論文の全文掲載情報などが随時更新される予定です。
出典:PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000076.000083442.html)

