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福島発!小学生の探究学習がカンボジア避難民支援へ

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遠い国の子どもたちに届いた日本の学び

特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクトは、経済産業省の支援を受け、全国50の学校やフリースクールで「世界とつながる学びプロジェクト」を進めています。その一環として、寺子屋方丈舎の生徒たちが作った教材が、2025年12月末から2026年1月初めにかけて、カンボジアの避難民収容寺院や難民キャンプ、そして戦地となった地域での緊急支援活動で実際に使われたとのことです。

多くの子供たちと大人たちが集まり、賑やかに過ごしている様子

カンボジアの現状と子どもたちの心のケア

現在、タイとカンボジアの国境地帯では戦闘が再燃し、多くの住民が避難生活を送っています。避難を余儀なくされた子どもたちは、食料や衛生面の課題だけでなく、「遊び」や「学び」、そして「安心できる時間」が失われがちです。

崩壊した建物と散乱した瓦礫が写る被災地の風景

なかよし学園プロジェクトは、こうした状況に対し、日本の子どもたちが探究学習で生み出した教材と、全国から集まったお米を活用して、現地での授業や炊き出し(おにぎり提供)を実施しました。

寺子屋方丈舎の探究学習が生み出した国際支援

寺子屋方丈舎の生徒たちが考案・制作した教材は、大きく2つの形で現地の子どもたちを支援しました。

1. 「折り紙カエルジャンプ」で笑顔と心の安らぎを

生徒たちが作った「カエルジャンプ」は、折り紙で作ったカエルを指ではじいて飛距離を競うシンプルなゲームです。避難生活で娯楽がほとんどない環境にいる子どもたちのために、このゲームが導入されました。現地では、子どもたちだけでなく大人も一緒になって遊び、笑い声が生まれる「安心できる時間」となったそうです。

木の床にしゃがんで小さなカラフルな物体で遊ぶ子供たちの様子

2. 「干し柿ドライフルーツ」がソーシャルビジネスの学びへ

寺子屋方丈舎では、地元の柿を使ったドライフルーツ作りを「探究学習」として取り組んできました。「探究学習」とは、自分たちで課題を見つけて、深く調べて、解決策を考える学びのことです。生徒たちは、商品として通用するパッケージングまで考え、学びを現実社会の価値創造へとつなげることを目指していました。

このドライフルーツが難民支援に活用されることで、生徒たちは「売る/届ける/支える」という一連の流れを体験し、「ソーシャルビジネス」のモデルを肌で感じることができました。「ソーシャルビジネス」とは、社会の問題を解決しながら、同時に経済的な価値も生み出す事業のことです。教室の中だけでなく、実際に支援の現場で学ぶ貴重な機会となったことでしょう。

笑顔の女性とマスクの男性が、お菓子「はんなりチップス」と「皆で一緒に食べましょう」というメッセージの紙を持つ写真

普遍的な学びの可能性

この取り組みは、小中学校だけでなく、フリースクールや特別支援学校まで、多様な学びの場にいる子どもたちが、誰でも世界を舞台に挑戦できる教育環境を広げるものとして注目されています。寺子屋方丈舎の例は、学校の枠にとらわれず、地域資源やビジネス、そして対話を通じて、学びが「世界の現場」へとつながる可能性を示しています。

現地で折り紙活動に参加した避難民の方からは、「オモチャも娯楽もない中で、久しぶりに心から笑えた。大人も子どもも一緒に楽しめたことが嬉しい」という声が聞かれたとのことです。

屋外の簡素な建物の下で、子供たちが笑顔で大人たちと交流している様子

まとめ:子どもたちの「今できること」が世界を変える力に

今回のプロジェクトは、子どもたちが自ら考え、行動することで、遠い国の困っている人々に具体的な支援を届けられることを示しています。単なる「善意」だけでなく、社会課題を解決する「価値循環」を学ぶ機会にもなったことは、私たち親にとっても大変示唆に富むものです。

子どもたちの好奇心や探究心が、こんなにも大きな力になることを知り、私もわが子の学びをさらに応援していきたいと改めて感じました。

出典:プレスリリース

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