体育授業が変わる?「感覚」と「データ」の融合
これまでの体育の時間は、先生の「こうやって体を動かすんだよ」という言葉や、子どもたちが自分で「なんとなく」つかむ感覚が中心でした。しかし、この新しい取り組みでは、子どもたちの動きを「データ」として捉えることを目指しています。
具体的には、モーションセンサーで体の動きを細かく測ったり、映像解析でフォームを分析したり、VR(仮想現実)という技術を使って、まるでゲームのように体を動かす体験をしたりするそうです。XRというのはVRなども含む、現実世界と仮想世界を融合させる技術の総称です。これらの技術を使うことで、今まで目に見えなかった子どもたちの動きが、数値や映像としてはっきりとわかるようになります。
例えば、跳び箱の着地姿勢や、ボールを投げる時の腕の角度など、自分では気づきにくい細かな動きもデータで示されるため、「ここをもっとこうすればいいんだ!」と、子どもたち自身が改善点を見つけやすくなるでしょう。
子どもたちの「動き」が見える化される意味
この「動きの見える化」は、子どもたちにとってどんなメリットがあるのでしょうか。
まず、運動が苦手な子にとっては、自分の体のどこが、どう動いているのかを客観的に理解する大きな助けになります。感覚だけでは難しかった動きのコツも、データを見れば納得して練習に取り組めるかもしれません。きっと、運動への苦手意識が少しずつ減っていくきっかけになるでしょう。
また、運動が得意な子にとっても、さらに自分のパフォーマンスを高めるためのヒントが得られるはずです。プロのアスリートが行うような、科学的なアプローチを小学生のうちから体験できるのは、とても貴重な経験だと思います。
さらに、この取り組みは、特別な配慮を必要とするお子さんたちにも注目されています。感覚フィードバックや仮想空間を活用することで、一人ひとりの特性に合わせたインクルーシブな体育学習環境が作られていくとのことです。すべての子どもたちが、それぞれのペースで体育を楽しめるようになるのは、本当に素晴らしいことですね。
2つの公開イベントで次世代の学びを体験
東京学芸大学は、こうした新しい体育授業の成果を全国に公開するため、2つのイベントを企画しています。
イベント① 教育イノベーションフォーラム
研究者や教育関係者が集まり、今後の教育のあり方を話し合うフォーラムです。学校現場での実践事例の発表や、XR・教育データ活用の体験型展示も行われるとのこと。親としては、どんな技術が使われているのか、実際に体験できるのは興味深いですね。
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日時: 2026年1月31日(土)14:00~18:00
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会場: 東京学芸大学 小金井キャンパス 北講義棟 1階
イベント② 体育が「感覚とデータ」で変わる日。公開授業
全国の小学校、中学校、高等学校、特別支援学校で、実際に新しい体育授業が公開されます。これは、ICTやXR、教育データがどのように体育授業を変えるのかを、その場で感じられる貴重な機会です。
例えば、以下のような公開授業が予定されています。
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山陽小野田市立竜王中学校(山口県): 心拍数と連動したVR環境での持久的運動
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廿日市市立金剛寺小学校(広島県):モーションセンサーを用いた動作歩き(低学年)、地面反力計による陸上競技の踏切動作の可視化(高学年)
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文化学園大学杉並中学・高等学校(東京都):フリースロー動作データ取得、放物線解析
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横浜市立東高等学校(神奈川県):ドローン映像、VR体験型アプリによるサッカー戦術シミュレーション
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戸田市立笹目東小学校(埼玉県):モーションセンサーを用いた動作歩き(低学年)、地面反力計で跳び箱着地を可視化(高学年)
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青森県立弘前第一養護学校(青森県):モーションセンサーを用いた動作検知、キーボード操作化、アバター操作
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静岡県立静岡西高等学校(静岡県) ※オンライン:地面反力計で短助走幅跳びのデータ取得、力学との教科横断
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青森県立青森北高等学校(青森県):ドローン追尾によるバスケットボール動作分析
全国各地で様々な実践が行われるので、お近くの学校で実施される場合は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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実施期間: 2026年1月27日(火)~2月10日(火)
まとめ
子どもたちの体育の時間が、最新の技術とデータによって、より楽しく、より深く学べるものへと進化していく兆しが見えてきました。運動が苦手な子も得意な子も、それぞれのペースで自分の動きを理解し、成長できる環境が整っていくのは、親として本当に期待が膨らみますね。この新しい教育の動きに、これからも注目していきたいと思います。
出典:PR TIMES (https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000175605.html)

