流行語:ネットミームと共感ワードが席巻
小学生の流行語には、SNSや動画プラットフォームの影響が強く表れています。
低学年の女子では「イタリアンブレインロット」が1位でした。これはAIが生成した架空のキャラクターの総称で、韻を踏んだ名前が口に出したくなる中毒性があるそうです。男子でも2位にランクインしており、性別を問わず広がるネットミームの強さがうかがえます。

男子の1位は「ナルトダンス」でした。これは、中国で流行したダンスを人気アニメ『NARUTO-ナルト-』のキャラクターコスプレで踊った動画がSNSで広まり、日本でも真似して体を動かす「体験型」の流行につながったものです。

一方、高学年の女子は「やばい」「それな・それなー」「わかる」といった言葉が上位を占めています。これは、友達との会話で共感し、コミュニケーションを円滑にする言葉が定着していることを示しており、友人関係を大切にするこの年代の特性が見て取れます。

好きな有名人・YouTubeチャンネル:憧れの対象は男女で違いも
好きな有名人では、女子は9人組男性アイドルグループの「Snow Man」が1位、続いて「Mrs. GREEN APPLE」などの音楽アーティストが人気を集めています。歌やダンスに憧れを抱く姿が想像できます。

男子は、おなじみのYouTuber「HIKAKIN」が1位、「はじめしゃちょー」も上位にランクインしました。トークやリアクションで楽しませてくれる動画クリエイターが、男子小学生の憧れの存在となっているようです。

YouTubeチャンネルでは、ゲーム実況が男女ともに人気を集めています。特に「HIKAKIN」や、ゲーム実況で知られる男女2人組「ちろぴの」は男女双方で上位にランクインしており、魅力的な動画コンテンツは性別を超えて支持されていることが分かります。


ゲーム:女子は「作る」、男子は「アクション」を求める
女子が一番遊んでいるゲームは、「あつまれ どうぶつの森」や「マインクラフト」といった、自分で世界を作り上げて楽しむゲームが上位です。「ロブロックス」のようにユーザーがゲームを制作できるプラットフォームも人気で、女子の「創作したい」という気持ちが強く表れています。

男子が欲しいゲームでは、「ドンキーコングバナンザ」「マリオカート ワールド」などの最新アクションゲームやパーティゲームが人気を集めました。友達や家族と一緒に、対戦したり協力したりして盛り上がれるゲームが、男子小学生の心を掴んでいるようです。ちなみに「マインクラフト」は男女ともにトップ5に入っています。

欲しいもの・趣味:コレクションと対戦ホビー、インドアとアウトドア
女子が一番欲しいものとしては「本・まんが」が1位。その他、「ひみつのアイプリ」で使える「アイプリカード」や「推しグッズ」がランクインしており、コレクションして友達と見せ合ったり交換したりする、コミュニケーションの一環として楽しんでいる様子がうかがえます。

男子が欲しいものは、対戦ホビーの「ベイブレード X」が1位。さらに「ポケモンカード」「デュエル・マスターズ」といったトレーディングカードゲームも人気で、集めるだけでなく、実際に戦って遊べるものに魅力を感じていることが分かります。

趣味については、女子は「絵を描く」「読書・まんがを読む」といったインドアでの活動が上位です。一方、男子が友達と熱中しているものには「ゲーム」の他に、「鬼ごっこなどの外遊び」や「サッカー」など体を動かす遊びも多く含まれています。


宝物・大切にしているもの:多様な価値観が垣間見える
女子の宝物ランキングでは「ぬいぐるみ」が1位。そして「家族」に続いて「アイプリカード」や「推しグッズ」も上位にランクインしました。小学生の間でも「推し活」が盛んになり、家族や大切なものと同じくらい、推しを大切にしている様子が伺えます。

男子が人生で大切にしているものには「命」「お金」「家族」「勉強」といった現実的で真面目な回答が並びました。その一方で「楽しむこと」も3位に入っており、遊び心を大切にする小学生らしい一面も見て取れます。

なりたい職業:「好き」を仕事にするクリエイター職が人気
女子のなりたい職業は「アイドル・歌手」が1位。続いて「パティシエ」「イラストレーター・画家」など、「好き」を形にするクリエイティブな職業が人気です。

男子は「YouTuber」が1位で、上位4位をゲーム・動画配信関連の職業が占めています。エンターテインメントを「見るもの」としてだけでなく、「自分も作り手になりたい」という意識が強く表れています。

「まんが家」と「YouTuber・VTuber」は男女共通でトップ5に入っており、物語やコンテンツを自ら生み出すクリエイターという職業が、性別を問わず小学生の憧れの対象となっていることが分かります。
まとめ:デジタルが日常に溶け込み、多様な「好き」を育むα世代
今回の調査からは、現代の小学生がデジタルコンテンツやSNSと深く結びついた生活を送っていることが強く感じられます。流行語からゲーム、将来の夢に至るまで、インターネットが彼らの「好き」や価値観を形成する大きな要素となっています。
男女で異なる傾向が見られる一方で、YouTubeやゲームを通して共通の興味を持つことも増えているようです。子どもたちが自分の世界を自由に表現し、発信することに自然と親しんでいる様子が目に浮かびます。
保護者としては、こうした子どもの興味関心を理解し、一緒に楽しむ姿勢が大切かもしれません。彼らが熱中しているものを知ることで、新たなコミュニケーションのきっかけが生まれることもあるでしょう。デジタルとの付き合い方について、家庭で話し合う良い機会にもなりそうです。

