「叱る」「ごほうび」だけじゃない!子どもの脳を変える「習慣」の力
この本の大きなポイントは、「子どもの行動を変えるのは、意志の力や叱ること、あるいはごほうびシールのような一時的なものではない」と提唱している点です。
「何度言っても片づけない」「言われるまで宿題をしない」といった子どもの姿を見て、「うちの子は意志が弱いのかも…」と感じることもあるかもしれません。しかし、本書はそうではなく、日々の小さな行動の「繰り返し」、つまり「習慣の力」こそが、子どもの柔らかい脳を変え、賢い脳を作り出す鍵だと説明しています。
著者であるキム・ボギョン氏は、スタンフォード大学で博士号を取得した脳科学研究者で、ご自身の育児経験も踏まえながら、最新の脳科学と実践的な子育てメソッドを融合させています。この本は、韓国で10刷を重ねるベストセラーとなっており、その効果が広く認められていることがうかがえます。
こんな悩みに心当たりはありませんか?
本書は、子育て中の親が日常的に直面する具体的な悩みに寄り添います。例えば、以下のような経験はないでしょうか?
-
気がつくと一日中「早くして!」と子どもを急かしてばかりいる
-
朝の支度中に毎日バトルが起きる
-
宿題を始めるまでがとにかく長い
-
動画やゲーム、スマホの「あと5分だけ!」が永遠に終わらない
-
つい「○○したらゲームしていいよ」と交換条件で動かしてしまう
-
決まりごとを守れず、結局親がやってあげてしまう
-
忘れ物や提出物でしょっちゅう焦ってしまう
-
「うちの子だけなぜこんなに集中力がないんだろう」と落ち込む
-
自分の育て方が間違っているのでは……と不安になる
-
もっと余裕を持って子どもと向き合いたいのに、できない

これらの悩みに対し、本書は叱ったり怒ったり、取引したりといったストレスの多い方法ではなく、脳科学に基づいた「習慣の力」で子どもを自律へと導く方法を紹介しています。
脳科学で解き明かす「自分でできる子」を育てる習慣の秘密
子どもの脳は、経験を繰り返すことで習慣を学びます。本書では、その仕組みを理解し、実際に家庭で良い習慣を身につけさせるための具体的なメソッドが紹介されています。
例えば、「脳に習慣を教え込む方法」や「行動を自動化するルーティン設計」、「自己肯定感を上げる子どもへの声かけ」といった、すぐにでも試したくなるようなヒントが満載です。子どもの脳がどのように習慣を形成するのか、そしてどのようにすれば望ましい行動を自然と促せるのかが、分かりやすく解説されています。

また、本書の目次からは、以下のような興味深いトピックが並んでいます。
-
お隣さんの子はなぜ、テキパキと行動できるのか?
-
悪い子はいない。悪い習慣があるだけ
-
100回言っても子どもが変わらない3つの理由
-
3~10歳、大成する脳をつくる時期
-
子どもに貼った否定的なレッテルをはがす
-
たった一つの習慣が起こすドミノ効果
-
脳はどうやって習慣を学ぶのか
-
ほめる技術―愛は無条件に、ほめ言葉は正直に
-
あなたは自分の力でやり遂げる子

例えば、子どもがスマホばかり見て宿題をしないといった状況では、その「習慣の輪」を理解し、「習慣の断絶」を起こすことが有効だとしています。これは、単に「スマホを見るな」と言うだけでなく、スマホを別の場所に置くなどして、自動的な行動の連鎖が起こらないようにする工夫です。

子どもの「自ら伸びる力」を信じて、習慣を育む
この本は、親が子どもを「叱る」「怒る」といった負のループから抜け出し、子どもが本来持っている「自分でできる力」を信じて、それを引き出す手助けをしてくれるでしょう。日々の小さな習慣の積み重ねが、子どもの未来を大きく左右する。そんな希望を感じさせてくれる一冊です。
私もこの本を読み、子どもたちに「早くしなさい」と言う前に、まずは家庭での習慣を見直してみようと思いました。きっと、親子でストレスなく、笑顔で過ごす時間が増えるはずです。
書籍情報
-
タイトル:『「自分でできる子」に育つスゴい習慣 スタンフォード大学博士が教える最新脳科学×子育てメソッド』
-
著者: キム・ボギョン
-
翻訳: 中川里沙
-
ISBN: 978-4-426-61689-2
-
定価: 1,600円+税
-
発行: ユーキャン
-
発売: 自由国民社
-
発売日: 2025年12月19日
全国の書店、ネット書店にて購入できます。
出典:PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001408.000007628.html)

