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小学生の創造力が光る!ロボットコンテストから見る未来の学び

目次

クリエイティブロボティクスコンテスト2025の主な見どころ

このコンテストは、ヒューマンアカデミーの児童教育事業「ヒューマンアカデミージュニア」と「一般社団法人未来創生STREAM教育総合研究所(RISE)」が共催し、文部科学省も後援しています。子どもたちの個性と技術力が光る、見どころたくさんの大会でした。

  • 文部科学省後援:ロボット・プログラミングのアイデア力や技術力を競う、信頼性の高い大会です。

  • クリエイティブ最優秀賞:愛知県豊田駒場教室の中学1年生、加藤歩夢さんが受賞しました。自身の舌下免疫療法という経験から生まれた「子ども専用舌下免疫療法薬箱Ⅱ」というロボットは、薬の服用中にクイズを出したり、1週間服薬を頑張ったらご褒美の引き出しが開くように設計されており、審査員や観客を驚かせました。

    表彰状とトロフィーを持つ加藤歩夢さん

    加藤歩夢さんのロボット「子ども専用舌下免疫療法薬箱Ⅱ」

  • タイムアタックレース部門金メダル:山梨甲府南教室の高校2年生、小池楓さんが獲得しました。過去2年間は優勝を逃し悔しい思いをしてきたそうですが、今年は念願の金賞受賞。圧倒的な速さでゴールまで到達したロボットには、これまでの努力と改良の工夫が詰まっていました。

    表彰式の小池楓さん

    タイムアタックレース部門のロボット

  • 全15部門の受賞:文部科学大臣賞をはじめ、合計15部門で賞が贈られ、総額100万円を超える賞金が用意されました。ダブル受賞する生徒もいたとのことです。

    受賞者とトロフィー

    プレゼンテーションをする生徒

    会場でのプレゼンテーションの様子

    受賞者の一覧はこちらで確認できます。

    受賞者リスト

なぜ今、ロボット・プログラミング教育が大切なのか

今回のコンテストの背景には、現代社会の大きな変化があります。

大学入試の変化と「探究活動」の重要性

大学入試制度は、これまでの「知識をどれだけ覚えているか」という評価から、「主体性・多様性・協働性」や「思考力・表現力」を多面的に評価する「総合型選抜」が主流になりつつあります。この新しい選抜方法では、子どもたちが自ら課題を見つけて解決策を探る「探究活動」の実績が、受験生の能力を裏付ける大きな強みになるのです。

デジタル・AI時代に必要な人材

経済産業省の推計によると、2040年にはAIやロボットに関連する人材が約326万人も不足すると言われています。これからの社会では、理系分野に強い関心を持つ人材の育成が非常に重要になってきます。

STREAM教育の推進

ヒューマンアカデミージュニアでは、以前から「ロボット教室」や上級者向けの「ロボティクスプロフェッサーコース」を通じて、子どもたちのSTEAM教育に力を入れてきました。STEAM教育とは、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術(Art)、数学(Mathematics)を統合した学びのこと。さらに今回のコンテストでは「ロボティクス(Robotics)」を加え、STREAM教育としてその価値を発信しています。ロボット工学を通じて、子どもたちの創造力、技術力、そして人間力を育むことを目指しているのです。

保護者の皆さんが知っておきたいこと

今回のコンテストから、私たち保護者が子どもたちの学びについて考えるヒントがたくさん見えてきます。

探究する力が未来を拓く

ロボットやプログラミングの学習は、子どもたちの「探究する力」を大きく育みます。加藤歩夢さんのように、自分の困りごとからアイデアを形にする力、小池楓さんのように、目標に向かって試行錯誤を繰り返す粘り強さ。これらは、将来どんな分野に進むにしても、子どもたちが自信を持って社会で活躍するための土台となるでしょう。

失敗を恐れない挑戦心

ロボット製作やプログラミングは、一度で完璧にできることはほとんどありません。何度も失敗を繰り返しながら、どうすればうまくいくかを考え、改良していくプロセスが大切です。この経験は、子どもたちに「失敗しても大丈夫、また挑戦すればいい」という前向きな気持ちを育んでくれます。

発表の場が自信を育む

コンテストのような場で自分の作品を発表することは、子どもたちにとって大きな自信につながります。自分のアイデアを言葉で伝え、デモンストレーションする経験は、プレゼンテーション能力を高めるだけでなく、「自分にもできる」という肯定感を育む貴重な機会です。

家庭でできること

特別なことを始める必要はありません。まずは子どもの「やってみたい」という気持ちを大切に、温かく見守ってあげてください。

  • 興味の芽を大切に:子どもが何かを「作ってみたい」「動かしてみたい」と言った時は、ぜひ応援してあげましょう。身の回りにあるもので簡単なものづくりを一緒に楽しむのも良い経験になります。

  • 体験の機会を作る:もし興味があれば、ロボット教室やプログラミング教室も選択肢の一つです。また、今回のコンテストの様子はYouTubeでアーカイブ映像として公開されています。子どもと一緒に見て、他の子のアイデアに触れてみるのも良い刺激になるでしょう。

  • 情報収集も忘れずに:コンテストの公式Instagramでも随時情報が発信されていますので、興味があればチェックしてみてください。

まとめ

審査委員長の古田貴之先生

審査委員長の古田貴之先生(千葉工業大学 未来ロボット技術研究センター fuRo 所長)も、「毎年レベルが上がっている」「トータルに全部できている人が増えていた」と感嘆していました。ロボット製作は、何万回とテストをしたりする地道な努力が必要だともお話しされています。

「クリエイティブロボティクスコンテスト2025」は、子どもたちが未来を創る力を育む素晴らしい場でした。ロボットやプログラミングの学びは、単なる技術習得にとどまらず、子どもたちの創造力、思考力、そして人間力を大きく伸ばす可能性を秘めています。親として、子どもたちの「やってみたい」という気持ちを大切に、その成長を温かく見守っていきましょう。

関連リンク

出典:PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001970.000005089.html)

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