特別審査員が語る「表現することの大切さ」
表彰式では、特別審査員を務めた「アーツカウンシルしずおか」チーフプログラム・ディレクターの櫛野展正さんが、「表現することの大切さ」をテーマに講演されました。櫛野さんは、ご自身のキャリアやアートが持つ多様な可能性、そして「パラレルキャリア」という働き方について、子どもたちや保護者の方々に語りかけたそうです。普段なかなか聞くことのできないお話は、きっと参加した皆さんにとって良い刺激になったことと思います。
講演後には、受賞者とそのご家族がBBSのオフィスを見学するツアーも実施され、普段は入れないような場所を散策する時間も楽しんだようです。
大賞作品に見る子どもたちの「幸せ」
今回のコンクールでBBS大賞に輝いた2つの作品をご紹介します。どちらも子どもたちの「幸せな時間」が、絵から生き生きと伝わってきますね。
BBS大賞「たのしいプールあそび」冨田 茉步さん

「お友達とプールでパシャパシャ遊んだ時間が楽しかったです。ママ達もいて、楽しかったです。」という冨田さんのコメントから、プールの楽しさが伝わってきます。櫛野さんのコメントにもあるように、青いプールに赤い帽子が映え、水面やプールサイドの描写も繊細に描かれているとのこと。絵から元気いっぱいの声が聞こえてきそうです。

冨田さん自身は「プールが好きだからこの絵を描いた」と話し、「ビート板を持って泳いでいるところを工夫した」そうです。受賞の喜びと、これからも絵を頑張りたいという意欲が感じられるコメントは、私たち親にとっても嬉しい言葉ですね。
BBS大賞「いとことねころんで見たかしわざきの大花火」水野 紗良さん

水野さんは「なつ休みににいがたのいとこ3人とおねえちゃんとねころんで見た大花火は火のこがふっておちてくるようでとてもきれいではく力がありました。いとこといっしょに大花火を見られてとてもしあわせにおもいました。」と、夏の感動を語ってくれました。花火の迫力と、それを見上げる子どもたちの歓声が伝わる作品です。
櫛野さんは、天地が逆転したような構図や補色を使った花火の表現、そして人物配置や床の模様の巧みさなど、作品の完成度の高さを評価しています。

水野さんは「シートに寝転んで花火を見たら、頭の上に花火が落ちて来たように思った」と、その時の特別な体験を話してくれました。「とっても楽しい思い出になった」という言葉に、絵を描くことでその思い出がさらに鮮やかになったことがわかります。
特別審査員 櫛野展正氏について
今回の特別審査員を務めた櫛野展正さんは、知的障害者福祉施設での勤務経験を持ちながら、アウトサイダー・アート専門スペース「クシノテラス」を開設するなど、多岐にわたる活動をされています。2021年からは「アーツカウンシルしずおか」のチーフプログラム・ディレクターを務め、2022年には総務大臣賞を受賞。さらに雑誌『AERA』で「2025年をリードする100人」にも選出されるなど、まさに「表現」の第一線で活躍されている方です。

櫛野展正氏のX(旧Twitter)アカウント:
https://x.com/kushinon
家庭でできること
このような絵画コンクールは、子どもたちが自分自身の内面と向き合い、それを形にする貴重な機会を与えてくれます。私たち保護者は、子どもの絵の技術だけでなく、「何を描きたいのか」「どんな気持ちで描いたのか」という部分に目を向け、共感してあげることが大切だと感じます。
絵を描くことは、言葉では表現しきれない感情や思考を伝える手段です。時には、子どもの絵から、普段気づかないような心の声が聞こえてくることもあるかもしれません。ぜひ、お子さんが描いた絵について、じっくり話を聞いてあげる時間を作ってみてください。
まとめ
BBSは、この絵画コンクールを通して、これからも子どもたちの創造力や表現力を育む場を提供し続けるとのことです。次回の第9回BBS絵画コンクールは、2026年3月頃から募集が始まる予定だそうです。お子さんの「幸せな時間」を絵にする機会として、ぜひ応募を検討してみてはいかがでしょうか。
このような取り組みが、多くの子どもたちの成長のきっかけとなることを願っています。
関連リンク
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絵画コンクール表彰式 特設ページ: https://www.bbs.co.jp/insight/2025/1225-3113131.html
出典:PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000162.000079497.html)

