毎日更新中✨小学生教育ニュース&学習情報メディア

親子のイライラ解消!世界で話題の「行動契約」絵本が日本語版に

目次

「行動契約」って何?親子のイライラを減らす魔法の約束

「行動契約」とは、子どもが「これをやったら、これがもらえる」という、親子で決めた約束のことです。例えば、「宿題を終わらせたら、好きなテレビを30分見られる」といった具合に、具体的な課題と報酬を明確にすることで、子どもが自主的に行動する力を育みます。

これは「応用行動分析学(ABA)」という、行動の仕組みを科学的に理解する学問に基づいています。ABAは、難しそうに聞こえるかもしれませんが、簡単に言えば「どうすれば、子どもがもっと良い行動をするようになるか」を考えるためのツールです。

父親の私も納得!実際の成功事例

この本の翻訳者である田中桜子さんの体験談が、とても参考になります。息子さんがサマースクールで集団に馴染めず、癇癪を起こしていた時、「行動契約」を試したそうです。

具体的には、「My Success Check Today(今日のやったぞ!チェックカード)」という自己管理プログラムを作成。

My Success Check Todayカード

息子さんが自分で行動をチェックし、目標を90%以上達成したら、ご褒美として「友達を呼んで家で遊ぶか、好きな活動を選んで実行できる」というシンプルな内容です。結果、息子さんと支援員さんの関係は改善し、サマースクールは自立への貴重な経験となったといいます。

これはまさに、親が一方的に注意するのではなく、子ども自身が目標に向かって頑張る力を引き出す「魔法の約束」ですね。

親子の様子

世界が認める子育て支援の絵本が日本語版に

この『親子の関係をもっとよくする「行動契約」』は、世界22か国で翻訳されているジル・C・ダーディグ氏とウィリアム・L・ヒューワード氏の著作を、田中桜子さんが日本語に訳したものです。

親子の関係をもっとよくする「行動契約」表紙

漫画家のたむらあやこさんによるイラストも豊富で、本を開けば、日々の親子のやり取りが目に浮かぶようです。例えば、散らかった部屋の片付けも、具体的にどうすれば良いかをイラストで示してくれます。

散らかった部屋のイラスト

翻訳者・田中桜子さんの想い

田中桜子氏のポートレート

翻訳者の田中桜子さんは、自閉スペクトラム症のお子さんを持つお母さんでもあります。ご自身の経験から「行動契約」の効果を実感し、この本を日本の子育て家庭に届けたいという強い思いで翻訳されました。発達特性のあるお子さんだけでなく、すべての子どもたち、そして大人にも役立つ実践的な手法として、北米の多くの家庭や教育現場で活用されています。

今がチャンス!期間限定の特別価格キャンペーン

この日本語版の出版を記念して、期間限定で特別価格キャンペーンが実施されます。

2025年12月15日から2026年2月9日までの間に、「田中桜子さんのクラウドファンディングで協賛しました」と添えて明石書店にメールで書籍を注文すると、通常2,200円(税別、送料別)のところを、税込み・送料込みで2,200円で購入できます。これは実質的な割引となり、とてもお得な機会です。

また、この書籍の普及と関連イベントの開催を目指し、クラウドファンディングも実施中です。リターンには、たむらあやこさんのサイン入りオリジナルイラストや、著名な専門家の講演会動画など、魅力的なものが多数用意されています。

小学生の家庭学習や親子の関係にどう役立つ?

この「行動契約」は、小学生のお子さんを持つご家庭にとって、特に役立つでしょう。

  • 自主性の育成: 「自分で決めたことだから頑張ろう」という気持ちが芽生え、自ら行動する力が育ちます。

  • 親子のコミュニケーション改善: 「〜しなさい!」と一方的に言うのではなく、親子で話し合い、合意するプロセスを通じて、信頼関係が深まります。

  • イライラ軽減: 課題と報酬が明確になることで、親も子どもも「ゴール」が見えやすくなり、無用な衝突が減ります。

  • ポジティブな家庭環境: 家族みんなが協力し、お互いの成長を応援するような、明るい雰囲気を作り出すきっかけになります。

笑顔の家族のイラスト

この本を通じて、ぜひご家庭で「行動契約」を実践し、親子のイライラを笑顔に変える一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。子どもたちが「お父さん、お母さんの子どもでよかった」、親が「この子を産んでよかった」と思えるような、温かい家庭が増えることを願っています。

出典:PR TIMES

目次