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小学生の習い事、4人に1人以上が「通いづらい」「差を感じる」実態調査

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小学生の習い事、4人に1人以上が「通いづらい」「差を感じる」実態調査

小学生のお子さんをお持ちの皆さん、こんにちは。「小学生まなび情報室」編集責任者の〇〇です。うちにも小学生の子どもが3人いますが、習い事って本当に悩みどころが多いですよね。

子どもに「こんな体験をさせてあげたい」という気持ちと、「費用は?送迎は?」といった現実的な問題の間で、日々葛藤している方も少なくないのではないでしょうか。

今回、株式会社NEXERとschola+(スコラプラス)が共同で、中学生以下の子どもがいる全国の保護者を対象に行った「習い事の格差問題」に関するアンケート調査の結果が発表されました。この調査で、保護者の4人に1人以上が習い事の「通いにくさ」や「体験格差」を実感していることが明らかになりました。

調査から見えてきた習い事の現状

まずは、今回の調査で明らかになった主なポイントを整理してみましょう。

  • 習い事に通っている子どもは半数以下: 中学生以下の子どものうち、現在習い事やスクールに通っているのは45.4%でした。

  • 人気の習い事は「スイミング」と「学習塾」: 通っている習い事としては、基礎体力向上や安全面を重視する「スイミング」(43.4%)が最も多く、次いで「学習塾」(32.5%)が続きます。体力と学力の両方をバランス良く考えるご家庭が多いようですね。

  • 習い事選びで最も重視されるのは「通いやすさ」: 「通いやすさ(距離・送迎)」(65.1%)が、「子どもの興味」(55.4%)を上回って最も重視されるポイントでした。やはり、保護者の送迎や時間の確保が大きなカギを握っていることがうかがえます。

  • 期待した「体験」は9割以上が実感: 実際に習い事に通わせてみて、期待していた「体験」が得られたと感じる保護者は91.5%と、非常に高い満足度を示しています。具体的な技能の上達や継続力の育成など、子どもの成長に良い影響を感じている声が多く聞かれました。

習い事の格差問題 中学生以下の保護者4人に1人以上が「通いにくさ」や「体験格差」を実感

「通いづらさ」と「体験格差」を感じる背景

調査では、保護者の25.3%が習い事に「通わせにくいと感じたことがある」と回答しています。この「通いづらさ」の具体的な理由として、以下の点が挙げられました。

  • 送迎が大変(61.9%): 兄弟がいるご家庭では特に、送り迎えの負担が大きいという声が聞かれます。雨の日や悪天候時の送迎も大変ですよね。

  • 費用が高い(57.1%): 年々月謝が上がるといった経済的な負担も、習い事を続ける上での大きな壁になっているようです。

  • 時間が合わない(52.4%): 学校の時間割や他の習い事との兼ね合いで、ちょうど良い時間帯が見つからないという声も多く聞かれました。

さらに、保護者の26.5%が「習い事による体験格差を感じたことがある」と回答しています。
具体的な状況としては、「学校教育だけでは身につかない知識や技能の差」を挙げた保護者が多くいました。特に、水泳の授業などで、習い事をしている子とそうでない子の技能の差がはっきり出るといった場面や、費用や時間をあまり気にせず多様な習い事をさせている家庭と自分の家庭を比較した時に、格差を感じるという意見もありました。

保護者として、私たちにできること

今回の調査結果は、多くのご家庭が抱える習い事の課題を浮き彫りにしています。決して「うちだけが大変なんだ」と一人で抱え込む必要はありません。

習い事を選ぶ際には、もちろん子どもの「やってみたい」という気持ちを大切にしたいものです。しかし同時に、保護者である私たちが無理なく続けられる「通いやすさ」や「費用」も重要な視点です。

もし「通いづらい」「費用が高い」と感じるようであれば、無理をして続けるよりも、一度立ち止まって見直すことも大切です。例えば、オンラインで学べる習い事を探してみたり、地域の公共施設で開催されている比較的安価な教室を検討してみたりするのも良いかもしれません。

また、学校の授業や家庭での遊び、地域活動など、習い事以外にも子どもが多様な体験をする機会はたくさんあります。習い事だけにこだわらず、子どもの興味や成長に合わせて、様々な選択肢を柔軟に考えていきたいですね。

まとめ

今回の調査から、習い事を通して子どもに豊かな体験をさせたいと願う保護者の気持ちと、送迎や費用といった現実的な負担との間に、大きなギャップがあることが分かりました。そして、それが「通いづらさ」や「体験格差」という形で現れているようです。

子どもの成長をサポートするためにも、私たち保護者が無理なく、そして子どもが楽しく続けられる習い事の形を、これからも一緒に考えていければと思います。

出典:PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002083.000044800.html)

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