公文式とスマイルゼミで迷ったら、比べるのは教材の中身より「何教科やるか」と「12か月続けられるか」の2点です。公文式は1教科ごとに月8,030円(東京・神奈川)、スマイルゼミは小1・標準クラスで月あたり3,630円(12か月一括)。2026年8月時点の公式情報で整理しました。
この記事でわかること
- 公文式とスマイルゼミの料金の数え方の違い(教科単位か、1台で全教科か)
- 途中でやめたときにかかるお金の差(ここが最大の落とし穴)
- 向いている子のタイプ
- どちらも決めきれないときの選び方
結論|1教科だけなら公文、教科を広げるならスマイルゼミ
先に結論です。公文式は1教科ごとに会費がかかり、スマイルゼミはタブレット1台に主要教科が入っています。この構造の違いが、そのまま料金差になります。
| 項目 | 公文式 | スマイルゼミ 小学生コース |
|---|---|---|
| 学ぶ場所 | 教室に通う(週2回+家庭学習) | 自宅(専用タブレット) |
| 費用の単位 | 1教科ごと | 1人ぶんの会費 |
| 会費 | 月8,030円(東京・神奈川) 月7,480円(その他の地域) | 月あたり3,630円 (小1・標準クラス・12か月一括) |
| 2教科にすると | 月16,060円/月14,960円 | 変わらない |
| 入会金 | 不要 | 不要 |
| 最初にかかるもの | 英語を選ぶとE-Pencil 6,600円 | 専用タブレット代 10,978円 |
| そのほか | 教室により設備維持費・冷暖房費 | 発展クラスは追加料金 |
いずれも税込です。公文式は教材費込み、スマイルゼミの会費は学年と支払い方法で変わります(上の金額は小1・標準クラス・12か月一括の場合)。

「どっちがいい教材か」より先に、何教科やるつもりかを決めてしまうほうが早いです。1教科なら公文、3教科以上ならタブレット側が安くなります。
料金の数え方が根本的に違う
公文式は「1教科いくら」で積み上がる
公文式の会費は1教科あたりで案内されています。算数だけ、国語だけという選び方ができるので、目的が「計算力だけ」とはっきりしている家庭には無駄がありません。ただし算数と国語をそろえると月15,000円前後、英語まで足すと月2万円を超えます。
スマイルゼミは「1台で主要教科」
スマイルゼミは教科を足しても会費が増えない設計です。かわりに専用タブレット代10,978円が初回にかかり、標準クラスより難度の高い発展クラスは追加料金になります。会費は学年が上がるほど上がるため、入会前に公式サイトの会費シミュレーションで自分の学年・支払い方法の金額を確認してください。
やめやすさは公文式のほうが上
ここが料金表だけを見比べていると見落とす部分です。スマイルゼミは12か月の継続利用が前提で、早くやめると専用タブレット代が追加請求されます。
| やめた時期 | スマイルゼミのタブレット代の扱い |
|---|---|
| 6か月未満で退会 | 32,802円を請求 |
| 6か月以上12か月未満で退会 | 7,678円を請求 |
| 12か月以上使って退会 | 追加請求なし(初回の10,978円のみ) |
いずれも税込・2026年8月時点の公式記載です。一方の公文式は入会金がなく、退会は教室に申し出る形で、機器の残債にあたるものがありません。
つまり「合わなかったら1〜2か月でやめるかもしれない」という状態で始めるなら公文式のほうが傷が浅いということです。逆に「1年は続ける」と決められるなら、スマイルゼミの月あたり負担はかなり軽くなります。



タブレット代の追加請求は、退会を考えたときに初めて気づく家庭が多い項目です。入会前に「6か月未満でやめたらいくら」まで見ておくと後悔しません。
進め方と親の手間の違い
公文式は「通う」ことで習慣をつくる
週2回教室に行き、それ以外の日は宿題プリントに取り組みます。他人の目があるぶん、家で親が声をかけ続けなくても回りやすいのが利点です。反面、送迎の負担と曜日の固定が続きます。
スマイルゼミは「今日のミッション」で自走をねらう
タブレット側がその日の課題を提示し、取り組み状況は保護者のスマホに届きます。送迎が要らないぶん時間の自由度は高いですが、親が完全にノータッチだと止まりやすいのは通信教育に共通する弱点です。
先取りできる幅が違う
公文式は学年を超えて先に進む設計で、到達度によっては上の学年の内容まで進みます。スマイルゼミは学年のカリキュラムに沿うのが基本で、標準クラスより深くやりたい場合は発展クラスを選ぶ形になります。
向いている子・向いている家庭
公文式が向いているケース
- 1教科に絞りたい(算数だけ、など目的がはっきりしている)
- 学年にとらわれず先へ進めたい
- 家で親が見る時間を取りにくく、外の目で習慣づけたい
- 短期間でやめる可能性があり、初期費用を抑えたい
スマイルゼミが向いているケース
- 主要教科をまとめて触れさせたい(教科を足しても会費が増えない)
- 送迎の時間が取れない・曜日を固定したくない
- 1年は続ける前提で始められる
- 丸つけを親がやる余裕がない(自動採点で完結する)
次の一歩
タブレット教材は1社だけ見ても決められない
会費の刻み方、タブレット代の扱い、1回の学習量は各社でかなり違います。横並びで見ると「うちの続け方」に合う側がはっきりします。
いま公文に通っていて、続けるか迷っているなら
公文とスマイルゼミの比較でよくある質問
Q1. 公文とスマイルゼミは併用できますか?
できます。ただし公文式は1教科あたり月7,480〜8,030円かかるため、併用すると月1万円を超えます。併用するなら公文は1教科に絞る形が現実的です。
Q2. スマイルゼミのタブレット代は返ってきますか?
返金ではなく、退会が早いほど追加で請求される仕組みです。6か月未満の退会で32,802円、6か月以上12か月未満で7,678円(いずれも税込)。12か月以上使えば追加請求はありません。
Q3. 公文はいつでもやめられますか?
教室に申し出て手続きします。締め日は教室ごとに運用が異なるため、月の途中で伝えると翌月分の会費が発生することがあります。やめると決めたら早めに相談してください。
Q4. 学年が上がると料金はどう変わりますか?
公文式は小学生のあいだ1教科あたりの会費が変わりません(中学生から上がります)。スマイルゼミは学年が上がるほど会費も上がるため、長く続ける前提なら高学年の金額まで確認しておくと予算を立てやすくなります。
Q5. どちらが中学受験に向いていますか?
どちらも受験対策そのものを目的にした教材ではありません。計算の速さを公文式で、学校範囲の定着をスマイルゼミで、という位置づけになります。受験対策は別途必要と考えて計画してください。
まとめ
- 1教科だけなら公文式、教科を広げるならスマイルゼミ
- 公文式は1教科ごとに月8,030円(東京・神奈川)/月7,480円(その他)・入会金なし
- スマイルゼミは小1・標準クラス・12か月一括で月あたり3,630円+タブレット代10,978円
- 早くやめる可能性があるなら公文式(スマイルゼミは6か月未満の退会で32,802円)
- 送迎が難しい・丸つけの時間が取れないならスマイルゼミ
- 迷ったら「何教科やるか」と「1年続けられるか」の2点で決める
金額はいずれも2026年8月時点で各社公式サイトに記載のある税込金額です。入会前に最新の案内を確認してください。







